一次情報の重要性と正義感を向ける先
実は筆者は過去に、これと似た騒動に巻き込まれたことがある。
まだSNSなどない時代の出来事で、詳細は忘れたが、当時の有名なハッカーに関して個人的な意見を記事に書いたところ、ある論客から「彼はそういう人物ではない」と反論され、しばらく平行線のやり取りが続いた。しかし、解決しないので、筆者は何とかそのハッカーの連絡先を突き止め、どちらの意見が正しいかを直接質問したのである。結果は、筆者の意見が正しいことをハッカー本人が認めたため、そこで議論は終わりとなった。
ここから得られる教訓としては、何より一次情報にあたることの大切さであり、不正確で炎上を招くようなポストをSNSに行う前に、投稿者もきちんと調べるべきだということだ。
ちなみに今回のような指摘をしたり、好んで投稿をシェアしたりする人たちは、ある意味で正義感が強いところもあるのだろう。そこで、その正義感をどこに向けると良いか、一つ提案したい。

それは、未認可のフル電動自転車や、走れないはずの公道を走行する輸入電動キックボード、そして、車道モードのまま歩道を我がもの顔で走るレンタル電動キックボードである。これらは、関係各所に確認するまでもなく、路上で自信を持って違法性を指摘できる。
これくらい確実な指摘ができないというのであれば、SNSへの投稿はもっと慎重に行うべきだろう。