
国内のDX(デジタルトランスフォーメーション)市場は2030年度に9兆円を超えると予想されている。「モノ売りからコト売りへ」を合言葉にメーカー各社が相次いで参入した製造業DXプラットフォーム市場は、勢力図が塗り替わっている。三菱電機が主導したコンソーシアムが終了。日系企業では日立製作所が一歩リードしている状況だ。次代の覇者は誰か――。特集『製造業DX 破壊と創造 9兆円市場の行方』は、5月19日(月)から27日(火)までの全3回でお届けする。(ダイヤモンド編集部 井口慎太郎)
#1 5月19日(月)配信
三菱電機が主導したDXコンソーシアム「エッジクロス」静かに終了…製造業DXプラットフォームは戦国時代へ!
“日本発の製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)の標準化”を目指して発足したエッジクロスコンソーシアム。中心にいたのは三菱電機だ。だが、理想の「つながる世界」は静かに終息した。標準化の時代が終わり、各社が“自分の庭”を耕し始めた。プラットフォームの転換点に迫る。
#2 5月21日(水)配信
日立製作所を軸に「製造業IoTプラットフォーム」は群雄割拠!生成AIが製造現場に起こす“激変”とは?

日立製作所のLumadaと、独シーメンスのMindSphere。いずれも製造業DXを率いる旗手となるプラットフォームだが、その思想はやや異なる。クラウドとAIで製造現場が激変する中、“つながる”ことの意味も変わり始めた。生成AIは何を見て、何を判断するのか──。群雄割拠のプラットフォーム市場を解剖する。
>>5月21日(水)配信
#3 5月27日(火)配信
ファナックがDXで失速!自前のプラットフォーム低迷に加え、富士通などとの共同出資会社も解散のなぜ

ファクトリーオートメーション(FA)の雄、ファナック肝いりの自前プラットフォーム、FIELD systemが失速している。FA業界の巨人の蹉跌は、モノ売りからコト売りに転じる難しさを示している。
>>5月27日(火)配信
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