井口慎太郎

(いぐちしんたろう)
記者

いぐち・しんたろう/2014年に毎日新聞社に入社。東京、愛知、三重で警察や検察、裁判を取材した。2024年にダイヤモンド社に入社し、製造業界を取材している。

#4
日本のものづくりの「勝ち筋」を情報処理推進機構・齊藤理事長に聞く…製造業のエコシステムを構築し、デジタル主権を勝ち取れ!
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
日本の製造業の生き残りに不可欠なDX(デジタルトランスフォーメーション)とAI活用だが、その道のりは平坦ではない。本稿では、日立製作所とファナックという日本を代表する企業で40年以上製造業に携わり、長くデジタル分野に関わってきた情報処理推進機構(IPA)の齊藤裕理事長に課題を聞いた。インタビューの前半部分では、齊藤氏が民間のビジネスでの経験も踏まえて描く、和製デジタル・エコシステムの構想をお伝えする。
日本のものづくりの「勝ち筋」を情報処理推進機構・齊藤理事長に聞く…製造業のエコシステムを構築し、デジタル主権を勝ち取れ!
「造船ニッポン」復活へ!今治造船のジャパンマリンユナイテッド子会社化で中韓へ反撃態勢、26年から需要沸騰、米から協力要請と好条件整う
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
今治造船がジャパンマリンユナイテッドを子会社化し、日本の造船業再編が加速する。強みを補完する2社が一体化することで、中国・韓国に対抗する体制が整う。財閥系の造船会社から非財閥系への主導権移行が進み、海運業を含めた7社連携による“海事クラスター”構想も始動。業界は「造船ニッポン」復活の天王山を迎える。
「造船ニッポン」復活へ!今治造船のジャパンマリンユナイテッド子会社化で中韓へ反撃態勢、26年から需要沸騰、米から協力要請と好条件整う
【重工3社対決】三菱重工・川重・IHIがそろって最高益!防衛と航空が絶好調、その先で求められる「攻めの一手」とは?
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
三菱重工業、川崎重工業、IHIの「重工3社」が2025年3月期、そろって最高益をたたき出した。防衛と航空の追い風に乗り切った結果だが、企業が自らつかんだ成長とはいえない。政府の防衛予算の増加や民間航空需要の回復といった外部要因が大きいのだ。3社とも今後、本当の実力や「攻め」の姿勢が問われることになる。本稿では、空前絶後の好況と“その先”を考察する。
【重工3社対決】三菱重工・川重・IHIがそろって最高益!防衛と航空が絶好調、その先で求められる「攻めの一手」とは?
#3
ファナックがDXで失速!自前のプラットフォーム低迷に加え、富士通などとの共同出資会社も解散のなぜ
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
ファクトリーオートメーション(FA)の巨人、ファナックが富士通、NTTコミュニケーションズとの合弁で立ち上げたDXプラットフォーム運営会社が今春、ひっそりと解散した。失敗の要因には、ファナック肝いりの自前プラットフォーム、FIELD systemの失速も絡んでいる。本稿では、二つの製造業向けDXプラットフォームの活用が低調になった理由を徹底分析するとともに、FA業界の巨人の蹉跌から、モノ売りからコト売りに転じる難しさを明らかにする。
ファナックがDXで失速!自前のプラットフォーム低迷に加え、富士通などとの共同出資会社も解散のなぜ
#2
日立製作所を軸に「製造業IoTプラットフォーム」は群雄割拠!生成AIが製造現場に起こす“激変”とは?
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
製造業DXの分野で、日立製作所と独シーメンスの存在感が増している。日立は現場のニーズに寄り添う“ボトムアップ型”でLumada(ルマーダ)を展開し、実装と改善の伴走力で国内市場を席巻。シーメンスは“トップダウン型”で業界標準の枠組みを主導し、グローバルにIoTプラットフォームや工場のOSを拡張する。本稿では個別最適か全体最適で分かれる思想を深堀りするとともに、製造業デジタル化ツールの最新の勢力図も公開する。
日立製作所を軸に「製造業IoTプラットフォーム」は群雄割拠!生成AIが製造現場に起こす“激変”とは?
#1
三菱電機が主導したDXコンソーシアム「エッジクロス」静かに終了…製造業DXプラットフォームは戦国時代へ!
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
“日本発の製造業DXの標準化”を目指して発足したEdgecrossコンソーシアム。中心にいたのは三菱電機だ。だが、理想の「つながる世界」は静かに終息した。標準化の時代は終わり、各社が“自分の庭”を耕し始めたのだ。本稿では、プラットフォームの転換点に迫る。
三菱電機が主導したDXコンソーシアム「エッジクロス」静かに終了…製造業DXプラットフォームは戦国時代へ!
予告
DX「9兆円市場」争奪戦!製造業デジタルプラットフォームの次の覇者は誰だ?
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
国内のDX(デジタルトランスフォーメーション)市場は2030年度に9兆円を超えると予想されている。「モノ売りからコト売りへ」を合言葉にメーカー各社が相次いで参入した製造業DXプラットフォーム市場は、勢力図が塗り替わっている。三菱電機が主導したコンソーシアムが終了。日系企業では日立製作所が一歩リードしている状況だ。次代の覇者は誰か――。
DX「9兆円市場」争奪戦!製造業デジタルプラットフォームの次の覇者は誰だ?
#12
ファナックがトランプ関税でピンチ!産業用ロボット販売の高米国依存度とジャパンメードが「FA最強企業」を脅かす
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
米国のトランプ大統領が掲げる高率関税は発動まで猶予期間が与えられたものの、製造業界に及ぼす甚大なインパクトは先送りされたに過ぎない。トランプ関税は、米国市場への依存度が高く、米国に製造拠点を持たない企業を容赦なく襲う。ロボット・ファクトリーオートメーション(FA)の分野で世界有数の存在感を誇るファナックは、今まさに関税地獄の中にいる。関税政策は同社にサプライチェーン変革を迫るのか。本稿では、関係者への取材でFA業界の近未来に迫る。
ファナックがトランプ関税でピンチ!産業用ロボット販売の高米国依存度とジャパンメードが「FA最強企業」を脅かす
#9
コマツが3割減益見通し、なぜ米国に製造拠点があってもトランプ関税の影響を受けてしまうのか
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
コマツは4月28日、2026年3月期の純利益が前期比3割減の3090億円になる見通しであると発表した。同社は売上高の半分を占める鉱山機械を米国で製造していて、一見するとトランプ関税のダメージを緩和できるようにもみえるが、実態はどうなのか。本稿では、多大な影響が出かねない事情を関係者への取材で明らかにする。
コマツが3割減益見通し、なぜ米国に製造拠点があってもトランプ関税の影響を受けてしまうのか
#9
横河電機が「DXコンサル子会社」を設立した理由、製造現場のスペシャリストが挑む「AIで稼ぐ」方法
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
計測・制御機器大手の横河電機が子会社、横河デジタルを設立してDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)の領域でコンサルティング事業を展開している。ハードウエアの企業がソフトの領域に進出した事情をひもとくと、AIと製造業をつなぐ結節点が見えてきた。本稿では製造業DXの課題と、AIでそれを乗り越えるヒントを明らかにする。
横河電機が「DXコンサル子会社」を設立した理由、製造現場のスペシャリストが挑む「AIで稼ぐ」方法
#2
ボーイング絶体絶命!トランプ関税が米国の製造業に「とどめ」を刺しかねない…部品を納入する三菱重工、川崎重工への影響は?
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
米トランプ大統領の関税政策の一挙一動に株式市場が揺れている。航空機大手の米ボーイングに機体部品を納入している三菱重工業、川崎重工業も株価を大幅に下げているが、両社は「当面は直接的な影響はない」と意外にも状況を冷静にみている。なぜなら関税が直撃し、絶体絶命のピンチを迎えているのは、ほかでもない部品を輸入するボーイングだからだ。トランプ氏が掲げる「自国の製造業振興」と逆行する実態を、関係者への取材で明らかにする。
ボーイング絶体絶命!トランプ関税が米国の製造業に「とどめ」を刺しかねない…部品を納入する三菱重工、川崎重工への影響は?
#6
東芝が「非・自前」生成AIサービスで大攻勢!製造業のノウハウを駆使した“節約戦法”の秘密
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
非上場化して1年余りがたった東芝。足元の業績は上向いてきている。再び表舞台に返り咲くため、稼ぎ頭に位置付けようとしているのが生成AIのマネージドサービスだ。長年にわたる製造業の経験をどのように生かしていくのか。
東芝が「非・自前」生成AIサービスで大攻勢!製造業のノウハウを駆使した“節約戦法”の秘密
#4
NECと富士通が「和製生成AI」で米IT巨人に逆襲!日本語能力と高セキュリティーで“かゆいところに手が届く”AIを開発
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
生成AIの黎明期は米国の巨大IT企業の独壇場だった。しかし、最近は生成AIのコア部分となる大規模言語モデル(LLM)を開発する日系企業が増えてきた。和製LLMの展開は、海外の競合企業の後塵を拝してきた日系エレクトロニクス企業による復権を懸けた挑戦でもある。本稿では、自前のLLMを開発して製造業向けにAIサービスを展開するNECと富士通による“逆襲”の一手を明らかにする。
NECと富士通が「和製生成AI」で米IT巨人に逆襲!日本語能力と高セキュリティーで“かゆいところに手が届く”AIを開発
#9
クレーン世界大手、タダノ社長が大胆な「選択と集中」を激白!インドは撤退して米国シフト、欧州製造は日本に一部移管
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
工事現場で欠かせない建設用クレーン市場においても、近年は中国メーカーの台頭が目立っている。建設用クレーン世界大手、タダノは2024年12月期に売上高が過去最高だったが、欧州事業は苦戦し、方向転換を迫られている。本稿では、同社の氏家俊明社長に大胆な「選択と集中」の構想を語ってもらった。
クレーン世界大手、タダノ社長が大胆な「選択と集中」を激白!インドは撤退して米国シフト、欧州製造は日本に一部移管
コマツ新社長に今吉専務が昇格、異例の財務出身者がトップに就く理由《再配信》
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
コマツは1月31日、今吉琢也専務が4月に新社長に昇格する人事を発表した。財務部長や経営管理部長など管理部門の要職を歴任してきた経歴の持ち主だ。生産部門を歩んだ幹部がトップに就くことが多いコマツには珍しい人事と言える。関係者への取材から、異例の財務出身者がトップに就く理由を明らかにする。
コマツ新社長に今吉専務が昇格、異例の財務出身者がトップに就く理由《再配信》
#8
日立建機の「天下三分の計」はインドにあり!同国市場でトップの稼働台数が生み出す商機とは
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
日立建機がインドでトップシェアを維持し続けている。その背景には、40年前からタタ・モーターズと提携してきた歴史がある。グローバルでは米キャタピラーとコマツの「黄色い」2社の存在感が大きいが、伸び代が計り知れないインド市場に強みを持っていることは、2社とは違った戦いを展開できる素地となる。「オレンジ」の勢力は将来、市場を三分できるのか。本稿ではキーパーソンへの取材でインド市場の底力を明らかにする。
日立建機の「天下三分の計」はインドにあり!同国市場でトップの稼働台数が生み出す商機とは
コマツの「ドル箱」を中国企業が浸食!油圧ショベル2000台の大型調達案件の半数を納入…日系vs中国シェア争い最前線《再配信》
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
建機メーカーの勢力図に異変が生じている。成長著しい中国メーカーは自国の市場を席巻するにとどまらず、東南アジアでも存在感を増している。かつては値段の安さを武器にしていたが、今では技術力でも日系メーカーに追い付いてきているのだ。日本勢はかつて「ドル箱」だった中国市場を追われ、東南アジアでも縄張りを侵食されている。猛追する中国メーカーの動向と、王者・米キャタピラーに次ぐ立ち位置を死守すべく立ち向かう日系メーカーの戦略を明らかにする。
コマツの「ドル箱」を中国企業が浸食!油圧ショベル2000台の大型調達案件の半数を納入…日系vs中国シェア争い最前線《再配信》
#7
コマツ社長が米中の競合メーカーを迎え撃つ秘策を激白!王者キャタピラーが注視する「尖ったソリューション戦略」とは
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
中国メーカーの技術のキャッチアップに、世界最大手の巨人・米キャタピラーの横綱相撲、激化する米中貿易戦争――。建機を巡る市場環境はまさに風雲急を告げている。第2次トランプ政権が発足早々に打ち出した関税政策も波乱要因だ。カナダとメキシコは報復関税をかける方針を示し、製造業を中心に多くの企業が振り回されている。本稿ではコマツの小川啓之社長に、日系メーカーが生き抜くための戦略を尋ねた。
コマツ社長が米中の競合メーカーを迎え撃つ秘策を激白!王者キャタピラーが注視する「尖ったソリューション戦略」とは
#6
コマツと日立建機、利益の6割はアフターサービスで稼ぐ!建機ビジネスの「儲け方」と「日系の強み」を徹底解剖
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
コマツと日立建機の2023年度の営業利益の各6割は部品の供給とアフターサービスが稼ぎ出している。建機のメンテナンス支援で利益を生む業態は、世界各地に代理店網を築いた日系の建機メーカーや総合商社の強みを生かすことができ、多大な利益もたらしてきた。このシステムをさらに改良できるかどうかが、激化する中国メーカーなどとのシェア争奪戦での勝敗を分ける。本稿ではメーカーと商社が構築してきたスキームと今後の課題をつまびらかにする。
コマツと日立建機、利益の6割はアフターサービスで稼ぐ!建機ビジネスの「儲け方」と「日系の強み」を徹底解剖
コマツ新社長に今吉専務が昇格、異例の財務出身者がトップに就く理由
ダイヤモンド編集部,井口慎太郎
コマツは1月31日、今吉琢也専務が4月に新社長に昇格する人事を発表した。財務部長や経営管理部長など管理部門の要職を歴任してきた経歴の持ち主だ。生産部門を歩んだ幹部がトップに就くことが多いコマツには珍しい人事と言える。関係者への取材から、異例の財務出身者がトップに就く理由を明らかにする。
コマツ新社長に今吉専務が昇格、異例の財務出身者がトップに就く理由
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