
三菱自動車「アウトランダー」には、車中で極上の音が楽しめるよう、ヤマハと共同開発したサウンドシステムが搭載されている。しかしクルマの中は、音楽を楽しむために適した場所とは言い難い。さらには、ドライバー一人で乗るときと、後部座席まで全員乗り込んだときとでは、音の聴こえ方はまったく異なるはずだが、アウトランダーではどこに座っても「いい音」が楽しめる。アウトランダーのシートに乗り込み、音を聴き比べて調整を行ったサウンドマイスターはどんな方法で“音の最適化”を行ったのだろうか?(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
高松でトライアスロンの大会に出るはずが……
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
今年も恒例のサンポート高松トライアスロンに出かけてまいりました。
“出かけて”とビミョーな言い回しをしているのは、高松入りしたもののレースには出場“できなかった”からです。実はレース直前に足の親指の爪を割ってしまい、とても走れる状態になかったため、今回は涙を飲んでDNS(Do Not Start)を選んだのでありました。

大会は梅雨の終わりとは思えぬ好天に恵まれ……と言いたいところですが、実際は大変な風波が立っており、スイム会場はスタート前から大荒れの状態。泳ぎ始めてすぐに海のヤバさを悟った選手たちが次々とリタイアし、ジェットスキーが何往復もして救出に向かうものの、まるで間に合いません。緊急避難用の岸壁はしごから次々と選手がよじ登ってくるという、まさかの展開に……。しかし運営側の冷静でスピーディーな対応により、事故もなくレースは無事に進んでいきました。

出走者472名に対し、完走者374名、完走率は79.2%と大波乱のレース展開。未完走者のほとんどが、スイムリタイアによるものです。しかしこんな波でも速い選手は普通に速い。ちなみにスイムラップ1位の梅田裕也選手のタイムは、実に19分44秒!スゲー!
白眉だったのは、バイクのトランジションとゴール会場を空調の効いたアリーナ内部に設置したことでしょう。選手はもちろん、ゴールで迎える側としても非常に快適でありました。アリーナ内にゴールがある会場は数あるトライアスロンの中でもここだけではありますまいか。まあ建設工事費と備品整備費をあわせて約225億円も使ったのですからね。有効利用しないといけませんね。

高松では釣りも楽勝?
今回高松では釣りも楽しみました。

鯛釣りなるものに初めて出かけたのですが、船頭さんが良かったのか、我々の日頃の善行の賜物か、面白いようにバンバン釣れる。あまりに釣れ過ぎてとても食べ切れないという話になり、最後は10尾ほどキャッチアンドリリースしてしまいました。

ということで本編へとまいりましょう。
ヤマハ&三菱自動車取材、「サウンドマイスター」インタビューの最終回であります。