早慶がトップを分け合う
関関同立、MARCHも上位に

 東京海上日動火災保険のランキングでは、1位が慶應義塾大学、2位が早稲田大学、3位が同志社大学だった。

 早慶が圧倒的な採用数を誇り、他大学を大きく引き離している。同社が求める高度なコミュニケーション力、総合職向けのバランスの取れた人材像と、早慶の学生層がマッチしているといえる。

 早慶以外の私立大学では、同志社大学、関西学院大学、立命館大学、明治大学、中央大学、立教大学など関関同立、MARCHが多くランクイン。愛知県の南山大学は4位に入っている。

 国立大学では、大阪大学が唯一10位にランクインした。

 三井住友海上火災保険では、1位が慶應義塾大学、2位が早稲田大学、3位が明治大学だった。ここでも早慶が他大学を大きく上回り、総合職や営業・企画職におけるブランド校の強さが際立っている。

 両校の学生は大手金融・保険業界への就職実績が豊富で、即戦力性が評価されていると見られる。

 首都圏では明治大学、立教大学、青山学院大学、中央大学などMARCHを中心に採用が進んでいる。また上智大学も9位に入り、グローバル志向の学生ニーズに応える採用姿勢が見える。

 他に、関関同立から同志社大学、関西学院大学が同率5位となった。南山大学もランクインしており、東京海上日動と同様に地域拠点向け採用を重視していることがうかがえる。慶應義塾大学は6位だった。

 国立大学では、神戸大学が唯一ランクインした。

 損害保険ジャパンでは、1位が早稲田大学、2位が同志社大学、3位が立教大学だった。

 MARCHはすべてランクインし、同志社大学、関西学院大学、関西大学の関関同立からも採用が多い。また、首都圏の成蹊大学の他、西南学院大学や広島修道大学といった地方私大もランクインしており、全国規模での採用活動が進められていることが分かる。

 国立大学では、東京大学が唯一ランクインした。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。