
「この会議、本当に必要?」と思いながら、だらだらと参加している会議はないだろうか。日本の多くの組織では、頻繁で拘束時間が長いミーティングが大きな負担になっている。会議改善を専門とする世界的なエキスパートが、ムダな会議をごっそり削る方法を解説する。※本稿は、スティーヴン・G・ロゲルバーグ著、本多明生訳『世界標準の1on1 科学的に正しい「対話の技術」のすべて』の一部を抜粋・編集したものです。
無駄な会議を劇的に減らす
「3つの質問」
ほとんどの組織では、ミーティングの多さが大きな負担となっています。その状況で、さらに1on1を追加するのは、意味がないと思われる読者の方もおられることでしょう。
本稿では、1on1の余裕を生み出すための方法に焦点を当てます。その方法は1on1に加えて、あらゆるミーティングにも応用できます。ミーティングの時間対効果を高められれば、1on1も負担が少ないものになります。
ミーティングは共有体験であり、社会的な行為でもあります。チームメンバーにも、より良い変化を実現させるプロセスに積極的に加わってもらわなければいけません。あなたはチームと対話することで、新たなミーティング文化を作り上げる必要があります。
ミーティングの負荷をより適切なものとするために、ミーティングの無駄な時間を減らす、私が推奨する対話の方法を紹介します。