40歳・50歳・60歳から人生を一新! 資格&学歴 裏ワザ大全#24Photo:PIXTA

多忙なビジネスパーソンが通いやすく、そして卒業しやすい名門大学院はどこか?特集『40歳・50歳・60歳から人生を一新! 資格&学歴 裏ワザ大全』の#24では、「平日夜と土曜」の履修で修士号が取れる社会人向けの名門大学院のリストをお届けする。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)

コロナ禍と政府のリスキリング推奨で
多忙な社会人が通いやすい大学院が増加中

 本特集#17『税理士を効率よく目指したい人、必見!【税理士試験の「試験科目免除大学院」難易度ランキング最新2025版】』で見た税理士志望者向け大学院など、本特集ではコスパ・タイパに優れる大学院を紹介したが、本稿では社会人向けに特化したお薦め大学院を紹介しよう。

 大学を卒業して社会に出たものの、もう一度、大学院に入って勉強をしたいというビジネスパーソンは多いはず。その動機は、純粋な学び直しやスキルアップ、さらには慶應義塾大学「三田会」や早稲田大学「稲門会」、一橋大学「如水会」といった、ビジネスにも役立つ同窓会への“パスポート”として、などさまざまだろう。

 だが、そのような意欲を持ちながらも日々の仕事に追われ、働きながらの大学院進学を断念する人は少なくない。そんな多忙な社会人にお薦めなのが、目下、徐々に数を増やしている「平日夜間と土曜日」の履修だけで修了可能な大学院だ。

 赤田総合研究所(赤田塾)所長で大学院受験コンサルタントの赤田達也氏は、「コロナ禍以降、通学とオンラインのハイブリッドで学べる大学院が増え、かつ政府が社会人のリスキリングを推奨していることも相まって、現在の社会人向け大学院では多様な学び方が可能になった。中でも、平日夜間と土曜日の履修で修了可能な大学院は、多忙な社会人に選ばれている。また、社会人向け大学院では、一橋大学の千代田キャンパスや筑波大学の東京キャンパス(文京区)、東京都立大学の丸の内キャンパス、また関西では関西学院大学の大阪梅田キャンパスなど、都心で働くビジネスパーソンが通いやすいようサテライトキャンパスを設置する大学院が増えている」と言う。

 そこで次ページでは、東京大学、一橋大、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して昨年誕生した東京科学大学、そして早慶という首都圏を代表する超名門大の大学院の中から、多忙な社会人のために、入試は面接のみなど働きながらでも無理なく受験でき、かつ「平日夜間と土曜日」の履修で修士号(博士号を含む)が目指せる研究科(専攻、コース)を抜粋したリストを掲載する。

 大学院進学を仕事のために断念していたビジネスパーソンの参考になるはずだ。