丸紅が2年連続1位
食品・消費財メーカー人気復活

 理系男子との2冠、2年連続で1位となった丸紅をはじめ、住友商事(2位)、伊藤忠商事(3位)、三井物産(9位)、三菱商事(10位)と総合商社が5社トップ10に名を連ねた。

 1位の丸紅は、女性活躍推進への取り組みに加え、入社後の配属先を明示した「Career Vision採用」も好評だ。専門性を生かしたいと考える理系学生の人気を集めている。

 デベロッパー人気も健在だ。森ビル(4位)は、麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズなど話題性が豊富。女性採用比率も3割以上と高く、さまざまなプロジェクトに参加している理系出身者がイベントやホームページに登場し、建築系に限らず幅広く理系出身者に活躍の場があることが認知されている。

 生活に身近な製品を扱う食品メーカーや消費財メーカーの人気も復活している。理系学生は、学生時代に学んだ専攻を入社後の仕事に生かせるかを重視する傾向があるが、同業界は機械・電気からバイオ技術まで幅広く専攻を生かせる業界として意識されている。味の素(5位)をはじめ資生堂(6位)、サントリーグループ(7位)、花王(8位)と4社がトップ10入りした。