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2025年はトランプ関税ショックから一転、年後半には日経平均株価が5万円を突破し過去最高を更新するなど、相場が大きく浮上した。米国景気や円安など今後の展望に不確定要素はあるものの、この巨額の“マネー膨張”の裏には、5つの構造的な要因がある。特集『総予測2026』の本稿では、その要因を大図解で解説していこう。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
日米の株価に金、ビットコイン…
25年は最高値更新、26年の展望は?
相次ぐ過去最高更新――。2025年4月に発生したトランプ関税による株式市場へのショックをものともせず、10月に日経平均株価が過去最高となる5万2411円を記録するなど、年末にかけて市場は絶好調だ。
日経平均だけではない。米国の代表的な株価指数であるS&P500や金価格のほか、足元では下落しているがビットコインなど、主要な指標も25年に軒並み過去最高を更新しており、目下、世界の投資市場は乗りに乗っている。
この世界的な“マネー爆増”の背景には何があるのか。次ページでは、その背景にある5つの構造的な要因を大図解で解明していく。世界的な“カネ余り”の構造や企業の動向など、株高を演出している大きな背景を図解していこう。







