成果が出ればチームとしての経験も広がり、メンバー自身の自信にもつながる。その積み重ねで信頼と結束が深まったと思います。

 個別に話をしたり気遣ったりするのは本当に面倒なこと。でもそこから逃げると信頼関係は築けない。ひと手間、ふた手間かけることが信頼につながると思います。

相手にとって
「おいしい」存在かどうか

――組織や目標がより大きなものになるにつれて、リーダーシップの面で工夫されたことは。

 基本的に、自分が相手にとって「おいしい存在」(笑)であることを意識してきました。「この人と一緒にいればいいことがある」と思ってもらえるように。

 誤解を恐れずに言えば、「他人の顔色をうかがう」、つまり観察が必要だと思います。誰がどんな立場で、どのタイミングなら話を切り出せるか。メンバー同士の関係性を観察し、思いを汲み取る。そうした細やかな気付きが、チームの統率につながります。

 理不尽なことを言われても「自分の目標はもっと高いところにある」と思えば、全てが学びになります。そんな泥臭い積み重ねを何年も続けた結果、今のLDHらしい仕組みが自然と形作られていったのだと思います。

*後編は2月4日(水)に公開です!