重要なのはそこで得られた成果と学びだ。成果についてはささいなレベルでよいので数値で示せるとよい。また、あえて失敗にフォーカスし、そこからの学びと変化を語るのも印象的だろう。

 企業が知りたいのはスゴい自慢話ではなく「あなたはどんな人間なのか」ということだ。それを忘れないようにしたい。

「志望動機」では志望する動機、理由を語ることで、入社意欲の高さを伝える。具体的には、その企業に興味を持ったきっかけ、なぜ入社したいと思ったかの理由、そして、入社後にどのような分野でどのように活躍したいのかを述べる。企業研究で調べた企業の魅力や強みと関連付けつつ、熱量を込めた自分の言葉をつづれれば好印象だ。

就活の新トレンド
生成AI活用が常識に

 なお、「自己分析」「企業研究」「ESの作成」で活用が進んでいるのが生成AIである。2026年卒を対象にしたダイヤモンド・ヒューマンリソースの調査では、就活で生成AIの「活用経験がある」と回答した学生は64・3%と、前年から36・1ポイントもの大幅増となった(図表3参照)。

 具体的な利用方法としては、自己分析の言語化、企業情報の調査や比較のまとめ、ESの作成・推敲などが挙げられる。さらに、面接の練習相手やSPI問題集の解説、企業へのメールの添削などもあり、活用方法の多様化が進んでいる。

 近年、生成AIの活用は多くの企業が経営課題に挙げているため、就活でのAI活用経験は入社後にも生きるだろうが、一定の節度は必要だ。