5世代格差の残酷!主要100社26年版「20年間年収推移」氷河期、バブル…どの世代が損をした?#2Photo:NurPhoto via AFP

トランプ関税という逆風の中でも、例外的な強さを見せたトヨタ自動車。関税の打撃度は同業他社と比べて小さく、足元でも販売台数を伸ばして「王者」の貫禄を示した。では、そんな同社における世代間の「年収格差」はどうなっているのか。特集『5世代格差の残酷!主要100社26年版「20年間年収推移」氷河期、バブル…どの世代が損をした?』(全39回)の#2では、過去20年間の推移を10年刻みにして、トヨタの5世代別の平均年収と主要100社内のランクを独自試算した。その結果、OB世代が厚遇されていることが判明。一方で、割を食い続けている「負け組世代」は?(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

トランプ関税で「王者」トヨタにも逆風
それでも際立つ耐性と販売力

 トランプ関税の逆風が吹いた2025年4~9月期決算で、自動車大手7社がそろって減益に沈んだ。ところがトヨタ自動車は、関税の影響度が非常に小さく、営業利益は2兆56億円を確保(関税影響度の詳細は『トヨタ以外「全負け」!?逆風下の自動車7社決算、トランプ関税で「日産より苦しいメーカー2社」を独自指標で浮き彫りに』を参照)。

 関税の影響額が9000億円に達してもなお販売を伸ばし、25年度通期の販売台数見通しも前年度比4.7%増の980万台を掲げるなど、「トヨタ一強」の現実を改めて印象付けた形だ。

 そんなトヨタの中で、年齢別に長期で年収を比べた場合、団塊・バブル期・就職氷河期・ゆとり世代のうち、どの世代が恵まれていたか?ダイヤモンド編集部は、過去20年間を10年刻みにして、トヨタの「5世代の年収」と「主要100社内の年収ランク」の推移を独自に試算した。

 対象としたのは、2000年代から現在までの、20~50代の現役世代から、60代と70代のOB世代まで。「それぞれの世代はこの20年で給料を幾らもらっていたのか」「その会社の中ではどの世代が得をしたのか」「日本の主要企業100社の中で、年収序列は高かったのか」。これらを徹底検証し、47項目のデータとして残酷なまでの格差をあぶり出した。

 試算の結果、トヨタはOB世代が恵まれていることが判明したが、その一方、割を食っている負け組世代は?次ページで確認しよう。