東京大・京都大+早慶が主軸
学力だけでなく専門性も重視
総合商社5社の25年のランキングでは、三菱商事は1位が東京大、2位が早稲田大、3位が慶應義塾大、伊藤忠商事は1位が早稲田大、2位が慶應義塾大、3位に東京大と京都大が並んだ。三井物産は1位が慶應義塾大、2位が東京大、3位が早稲田大、住友商事は1位が慶應義塾大で、2位は東京大と早稲田大が並んだ。丸紅は1位に慶應義塾大と早稲田大が並び、3位は京都大だった。
いずれも、採用の中心が「東京大・京都大+早慶」を軸とする構造で共通していることが分かる。特に早慶の存在感は大きく、5社すべてで上位に入り、総合商社の採用において長年続く強さを感じさせる。
三菱商事はこの4校の他に、一橋大、大阪大、東北大といった難関国立大も上位に並び、学力層の高い大学から幅広く採用している。一方で、東京科学大や東京外国語大(いずれも国立大)や同志社大(私立大)など専門性や地域性を持つ大学も入っている。
伊藤忠商事では、早慶の私立トップ校の強さが際立ち、東京大と京都大も多い。大阪大、北海道大、九州大、一橋大、名古屋大、神戸大など難関国立大も複数ランクインしており、全国の有力大学から幅広く採用している様子がうかがえる。その中に立教大、上智大の関東の私立大2校が食い込む。
三井物産は東京大と早慶のトップ3の存在感が際立つ。他に京都大、大阪大、筑波大、北海道大、東北大、東京科学大、九州大といった難関国立大に加え、上智大や国際基督教大(ICU)など国際性や専門性を持つ私立大もランクインしている。
住友商事でも早慶と東京大、京都大が採用の中心となっている。大阪大、一橋大、神戸大、九州大、東京外国語大、名古屋大など全国の国立大がランクインする一方で、上智大、中央大、同志社大などの私立大もあり、国立・私立からバランスよく採用している印象である。
丸紅でも早慶と東京大、京都大が主軸だが、早慶が23人で並んで首位となり、私立トップ校の存在感が最も強い構成となっている。大阪大、一橋大、北海道大、神戸大、九州大などの国立大も上位に入り、全国の有力大学から広く人材を集めている様子がうかがえる。私立大では早慶以外で唯一、上智大がランクインした。
5社を比較すると、総合商社の採用は「東京大・京都大+早慶」を軸とする一方で、語学・国際分野に強い大学なども一定数採用されており、学力だけでなく専門性も重視されていることがうかがえる。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。
医科・歯科の単科大等を除く全国765大学に2025年春の就職状況を調査。568大学から得た回答を基にランキングを作成した。上位10位以内の大学を掲載。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある。東京大は「東京大学新聞」、京都大は「京都大学新聞」より集計(調査/大学通信)









