2013年4月から6月の取扱高が1733億円に上るという日本最大のオークションサイト「ヤフオク!」(7月25日の四半期決算発表による)。そこに集まる「ビッグデータ」からは、地方別の特色を垣間見ることができる。たとえば、商売上手なのはやっぱり大阪、「金」好きなのは京都…などだ。

 それでは早速、ヤフオク!が発表したデータを見てみよう。お盆で里帰りする人も多い今週、あなたの出身都道府県はいかがだろう?

 参照するのは、2013年5月分の落札比率データ。7月31日発表。

落札平均単価、
最も高いのは富山県

 まずは都道府県別の落札件数を見ていこう。人口に比例して落札件数が多くなる傾向があるため、落札件数が多い都道府県は1位から順に東京都(全体の14.29%)、大阪府(同7.75%)、神奈川県(同7.54%)、愛知県(5.89%)、埼玉県(5.84%)。最も落札件数の少ないのは島根県(同0.35%)、続いて鳥取県(0.41%)だった。

 ただし、1人当たりの落札平均単価となると事情は大きく異なる。富山県は、全体に占める落札件数比率は0.86%と低いものの、平均単価は全都道府県で最も高い7164円という結果に。2位の東京都(6620円)に約500円差をつけた。以前から「堅実」のイメージが強い富山県。「ヤフオク!」では「貯金上手なのは中古で良い品を購入しているからかも」と推測している。3位以下は、福島県(6233円)、茨城県(5926円)、徳島県(5854円)と続く。逆に落札平均単価が最も安かったのは、広島県(3936円)だった。

 また、各都道府県の人口に応じて1人当たりの落札件数を調べてみると、1位は佐賀県(全体に占める落札件数比率1.05%、落札平均単価5641円)というやや意外な結果となった。