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地元の農協には期待できないので、農業法人が企業との取引を拡大する――。農業界では、そういった“脱・農協”の傾向が長らく続いてきた。ところが、ダイヤモンド編集部が実施した担い手農家アンケートは、従来とは逆の現象が起きている可能性を示唆する結果となった。アンケートで、期待している農業界のプレーヤーを聞いたところ、農協やJA全農に対する期待の声が、前回調査の2倍超に増えていたのだ。長期連載『儲かる農業 JA・豪農・アグリビジネス大激変』内の特集『【農家823人アンケート】農業“大淘汰”時代を生き抜くヒント』の本稿では、農家が期待するアグリビジネス企業ランキング・ベスト19社を公開するとともに、上位のプレーヤーが頼られる秘密を明らかにする。(ダイヤモンド編集部副編集長 千本木啓文)
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企業に対する「JAの反転攻勢」が始まった!?
農業のインフラとして農協を評価する農家が増加
ダイヤモンド編集部は例年、農業ビジネスを行う企業や農協の優勝劣敗を明らかにするため、担い手農家アンケート(下図参照)で、農業界のプレーヤーに対する評価を聞き、ランキングを作成してきた。
ランキングの結果から、農業のソリューションを提供する企業による優良農家の囲い込みが進む一方、旧態依然としたサービスを提供する農協は、農家の支持を失っていく傾向が明らかになっていた。実際に、農業総産出額に占める農協の取扱高の比率は、1985年度56%、2005年度52%、24年度43%と、右肩下がりで低下している。
ところが、直近の担い手農家アンケートでは、「JAの逆襲」が始まっている可能性を示唆する結果となった。地域農協を含むJAグループに「期待する」という回答が52件と前年から108%増えたのだ。
他方で、農家にサービスを提供している企業にも、農家からの期待を前年の2~4倍集めたところが複数社あった。逆に、期待の声が減ってしまった企業もあった。
これまで、前回ランクインしたクボタ、NTTグループ、イオングループ、トヨタ自動車グループへの農家の期待は、どう変化しているのか。次ページでは、順位が激変している「農家が期待するアグリビジネス企業ランキング」を公開するとともに、各プレーヤーの浮き沈みの要因を明らかにする。








