そしてほぼ1ヵ月が経った今、実経験(試行と解析)を数度重ね、アメリカを中心にYouTubeによる映像等も含め情報を収集し分析した結果、5万円の身銭を切れば、全ての社長さんも官公庁のリーダーも、ドローンのRTF(Ready To Fly=飛行可能完全完成調整済みフルセット=送受信機、飛行用LiPo電池、充電器他)を入手でき、なおかつ飛ばし、無事生還させることを体験出来ると言い切れるようになった。

 その根拠は、このクラスのドローンでも、以下のような性能があるからだ。

●GPSと多軸多方向センサーにより、手放しで、一定の高度と一定の地点でほぼ自動的にホバリングさせることができる。

●フェールセイフ機能(トラブルが起きた時でも安全に停止=着陸する機能)により、飛行姿勢を見失ったり、妨害電波を受けたりした場合、送信機のスイッチを切れば、離陸した場所に安全着陸をする。

 日本中のCEOやリーダーは、この無限大の価値を持つ経験によって、優れたビジネス・アイデアを閃くだろう。私はあえて、運輸・物流業界に限定しない。この経験には少なくとも、以下のような効能があると断言する。

●ラジコンの最難関と言われていたヘリコプターを、自ら所有し、”飛ばせる”の最小単位である離陸、着陸を安全に行えるようになる。このチャレンジと達成感を体験すること。

●その前には、飛行の原理を考え、LiPo(リチウムポリマー)電池と言う、最新の電気自動車やハイブリッドに搭載される高性能電池のさらに数倍も高性能で扱い難い電池を充電する経験とそのメカニズムを知ることができる。おそらく、技術系のCEOでも、このLiPo電池が、通常のアルカリ電池や他のリチウム電池と比べて、何倍も、何十倍も、軽量で、高性能であり、なおかつ危険であることを知らない。高性能と安全がトレードオフの関係であることの認識。

●人生を通じて仕事の利害関係のない、新しいネットワークを作ることができる。企業の指示系統が全く役に立たないことによる謙虚さと自らの人間力、反射神経、等々、不足しているものを認識する入り口となる可能性がある。

●より上達する為に、好奇心が増え、仕事の延長線では得られない、情報、知識、そして工夫する力(創造性)に火がつき優れたビジネス・アイデアが閃く