最後に、参加した婚活パーティーや街コンが、本来無関係なはずの過去のある記憶を思い起こさせたという話をして、今回は終わりたい。

 それは僕が学生の頃に経験した「スクールカースト」である。スクールカーストとは、教室や学校などの狭い世間で、容姿に恵まれていたり、コミュニケーション能力が高かったり、センスが良かったりといった生徒が、スクールの上位階級を占め、そこから中位、下位と階級ができてしまう状況を指す。多くの場合、スクールカーストの階級が同じ人同士とのコミュニケーションは頻繁に行われるが、違う階級同士の交友を行われづらくなるという構造が生まれることから、カースト制度との共通点を指して、スクールカーストと呼ばれる(まあ、詳しく知りたい方はググってください)。

 収入や容姿、年齢といった要素を統合し、会場の民意によって自然と生まれる婚活会場の格差は、スクールカーストの状況とよく似ている。置かれた状況は決して居心地の良い状況ではないが、自分たち1人ひとりがその状況に荷担しているためにそれが生まれているという点でも似ている。

 スクールカーストはすべての人にとって不幸なものだ。たとえカーストの上位にいる人だって、いつ何らかの事情によって下位に追いやられてしまうかわからない。学生と違い分別のある大人なら、そんな状況を作り出す側に荷担したくないとは思わないだろうか。

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