健全なのは深センだけ

 広州も会計監査報告を公表していないが、市長が明かしたところによると、2013年6月までの広州市の政府性債務が2865億元、暫定支払いなどの潜在的債務が696億元、合計3561億元だという。債務の総規模は前年の地方財政収入の3.23倍で、すでに数字を公表している一線都市のうちの最上位である。広州の債務を年利6厘(年利1厘は元金の100分の1)で計算すると1年の支払い利息は320億元だが、広州の2012年の地方財政予算内収入はわずか1102億元である。

 重慶と蘇州の地方債会計監査報告はまだ見ていないが、この2都市の債務水準は間違いなく深センを大きく超えている。

 このほか、報道によれば、南京、成都、合肥、昆明、長沙、武漢、ハルピン、西安など9つの省都は近年、負債率が100%を超え、一番高いところは1.89%に達するという。慎重な計算方法を使っても、これらの都市の負債率の高さを覆い隠すことはできない。

 ここ数年、中国では都市間のGDP競争が白熱化しており、そのうちの第2集団とされる広州、深セン、天津、蘇州、重慶の力比べが注目を集めている。天津と重慶は国家級新区を得たため、財政的には巨額の税金返却やさらには移転支払いが得られ、地方財政収入の増加スピードが速く、固定資産投資の規模もまた驚異的であった。2012年、重慶の投資規模は9380億元で、天津は8871億元。深センと広州はそれぞれ2314億元、3758億元であった。北京と上海は6463億元と5254億元である。天津と重慶の固定資産投資の規模は驚くほど大きい。

 長年都市ランキング3位を守ってきた広州は大きなプレッシャーを感じている。このため広州の負債率は非常に高く、重慶と天津を超えている。

 このGDP競争のうち、負債率から分かるのは、深センだけが正常な状態だということである。実際の負債率はおそらく広州の4分の1、北京の3分の1に届かないだろう。