2.コミュニティのなかに居場所を作るという気持ちがモチベーションの源泉となっているタイプ

 農場系と呼ばれるゲーム(「サンシャイン牧場」など)は、誰かと争うゲームではない。もちろん相手より豊かな農場を作るという人もいるが、この場合大きいのは、「同化」の要素で、自分の農場をちゃんとやっていないと仲間はずれにされるとか、友達の農場を手伝わないと仲間はずれにされるなど、コミュニティのなかで居場所を獲得することで欲求を満たせるゲーム。「アバター」を購入する心理に近い。

3.ゲーム内のキャラへの思い入れがモチベーションの源泉となっているタイプ

「萌えキャラ」ゲームがこのなかに入る。1.や2.と違うのは、他のユーザーとのコミュニケーションに主眼がない点だ。単純に、ゲーム内のキャラに投資することで、ゲーム内のキャラクターに愛されることなどで欲求を満たすゲーム。この特性から、コミュニケーションを特性としていないという意味でソーシャルゲームではないとする考え方もある。

 この3つのタイプはそれぞれ共存する要素なので、たとえば、牧場を育てながら(タイプ2)、自分の牧場が優位に立つことで欲求を満たす(タイプ1)というように重なり合う部分もある。

 また、全体的なソーシャルゲームの特徴として、「クリック」を繰り返せばとりあえずゲームは進んでいくなど、ゲームとしては簡単なのが特徴である。これは、ゲームが面白すぎると、コミュニケーションとしては価値をなさないからかもしれない。

 たとえば「ドラゴンクエスト」シリーズや「スーパーマリオ」シリーズのようにゲームとしての難易度を楽しむようなものより、コミュニティ内で優位に立つことや、コミュニティを円滑に進める要素みたいなもの、あるいはタイプ3.であるような、“擬似的なコミュニケーション”を主題に置くなど、ゲーム的な要素は後退し、コミュニケーションが前面に出ているところがある。

ソシャゲにハマりやすい人は
トラック運転手とホスト&キャバ嬢!?

――ソーシャルゲームにハマりやすい人の属性ってありますか?

 業界内でよく言われているのは、ホスト、キャバクラ嬢、トラック運転手などと言われています。たとえば、トラック運転手などは、仕事上の待機時間が多いんですよね。ホストやキャバ嬢と呼ばれている人は、何でしょう、元々アバターとかを着飾るみたいなものが好きなんでしょうね。ゲームで不良系のゲームが多いんですよ。たとえば、「黄金爆走!デコトラ★トーナメント」は、簡単に言えばトラックをデコるみたいなゲームなんですけど、これがウケるんですよね。