日本が誇れるもの、それはIT化やサービス化が急速に進む現在でも「ものづくり」なのでしょうか。

 与信管理APSクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社が第2回「世界に誇れる日本企業」調査(※)を行ったところ、1位は「トヨタ自動車」、2位が「ソニー」、そして3位には「本田技研工業(ホンダ)」が選ばれる結果となりました。

※リスクモンスターが行った「第2回世界に誇れる日本企業」調査で、インターネットを使って全国の20~59歳の有識者男女個人、60歳~69歳男女個人を対象に2014年3月25日に実施したもの。有効回答数は1000。対象企業は、年間売上2500億円以上、従業員数5000人以上の200社とした。

トップは自動車&電機メーカーが独占!
圧倒的な強さを見せる製造業

※リスクモンスターの調査を元に編集部で作成

 1位になったトヨタ自動車を「世界に誇れる」と回答した人は64.5%(複数回答可)と過半数を超え、2位のソニー(同 40.6%)と3位のホンダ(同 40.5%)とは14ポイントの差。トヨタ自動車が圧倒的な強さを見せていることがわかります。また、4位にはパナソニック(同 36.6%)、5位日産自動車(同 31.1%)が選ばれ、現在業績好調な自動車メーカーのみならず、ここ数年、事業再編を強いられてきた大手電機メーカーも名を連ねているのは少し驚きかもしれません。それだけ、ソニーやパナソニックのブランド力が世界に通用する確固たる地位を過去に築いてきたということでしょう。

 実はこのランキングを20位までを見ていくと、製造業が並ぶのはトップ5に留まりません。なんとトップ20のうち、製造業の企業が17社も占めていたのです。その範囲をトップ100にひろげても、100社中72社が製造業という結果になっています。