6割以上の公園がキャッチボールや
バットの使用を制限

 この問題をネットで調べていたら、社団法人・日本公園緑地協会が「キャッチボールのできる公園づくり」という活動をしていて、公園におけるキャッチボールとバット使用の制限状況を調査し公開していることが分かった。

 そのデータによれば、キャッチボールは「全面禁止」が52%、「日時・場所により禁止」が8%、「禁止していない」が40%、バット使用は「全面禁止」が58%、「日時・場所により禁止」が7%、「禁止していない」が35%。6割以上の公園がキャッチボールやバットの使用を制限しているわけだ。子どもたちが公園で自由にキャッチボールやボール蹴りができなくなっている流れは確かにあるのだ。

 今はちょっとしたことにでもクレームをつける人がいて管理者はそれを怖れる時代だ。また、事故などのリスクをゼロにしようという傾向もある。「問題が起こりそうなことは、すべて禁止にしてしまった方が無難だ」という心理になるのかもしれない。

 ブログに寄せられたコメントも、そうした対応に批判的なものが多い。「ボールもバットも大声もダメ、その上遊具は全撤去。これで何をしろと。そこはいったい何のための場所なんだと」、「いつからかどうしようもなく寂しくなったな。ボールを蹴る音や子供の笑い声が聞こえない公園とか」、「危なくない世の中を目指したいんだろうけど、そんなの絶対ありえないんだよね」、「子供も住みにくい世の中になったもんだ」等々である。なかには「公園の隣に住んでるけど、ボール蹴ってる音、まじうざい!」と禁止措置に賛成の意見もあるが、大半のコメントは公園で自由にボール遊びができないのはおかしいという意見だ。

 50代後半の筆者は小学校時代、学校が終わると毎日のようにボール遊びをしていた。放課後の校庭や近所の空き地に遊び仲間が集まり、主に三角ベースを楽しんだものだ。時に打ったボールが近隣の家に飛び込み、怒鳴られることもあったが、それでも禁止されることはなかった。それを考えると隔世の感がある。