「子どもに、どんな問題集を与えればいいの?」「難しい問題集? それとも簡単な問題集?」。多くの親を悩ませている問題ではないでしょうか。実際、「どんな問題集を選ぶか」で、学力は大きく変わってきます。本日は、問題集の選び方についてお話しさせていただきます。

難しい問題集を選んではいけない。
その理由は?

「子どもにはどんな問題集をやらせればいいですか?」

 これも本当によく聞かれる質問です。最近は、問題集もバラエティに富んでいますし、いろいろなレベルのものが出ています。

 問題集選びについて私がいつも言うのは「10問中、8~9問解けるものを選んでください」ということです。

 なぜなら、勉強とは「う〜ん」と考えるよりも、手を動かすことのほうが大事だからです。そんな習慣を子どもにぜひ身につけさせてください。

 ところが親というのは、子どもが「う〜ん」と考えていると安心するものです。教科書や問題集に向き合って、子どもが「う〜ん」と考えていると、いかにも勉強している感じがしますし、思考力が高まっていくような期待感が生まれます。

 ですが、これは大きな勘違いです。