お父さん、お母さん。
発想を切り替えてください。

 授業の中でも「書いては消す」という試行錯誤を促すために、パズルを何回もやります。それもじっくり考えてひらめきを待つようなものではなく、「とりあえず何かしら書いて、違っていると思ったら消して、また書いて」という繰り返しをしなければ解けないパズルをやるのです。

 塾に長く通っている子はその感覚に慣れていますから、すぐに解けない問題でも、手を動かして書いては消すを繰り返します。ところが、通い始めて日が浅い子はやはり問題を見た瞬間「先生、わかりません」と言います。

 すると、面白いことに隣にいた子が「わからなくてもいいから、なんか書いてみなよ」と言ったりするのです。勉強をする上で、この感覚はとても大事です。

「勉強とは、じっくり考えて、答えに到達するもの」というイメージを抱いているお父さん、お母さんはぜひとも発想を切り替えてください。

 もちろん、考えることは大事です。ただそれ以上に、小さなころに身につけさせたいのは「手を動かして学ぶ習慣」です。子どもがどのくらい解けているのか、どのくらい手が動いているのか。そんなことを見極めながら、問題集を選ぶことが大切なのです。


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