その結果、気づくと自分も否定的なことばかり言うようになる。組織感情は、お互いの感情や行動に影響を与え、連鎖して行くものなのです。だからこそ、あまりよくない感情が組織全体に広がって来たら、いち早く察知して、その対処方法を考えていくことが必要になります。

「組織感情マップ」を使って
職場の“感情”を診断しよう!

組織感情マップ

 では、組織感情を知るためには、どうしたらよいのでしょうか?

 詳しくは、私も著者として参加し、ジェイフィールで出版した『あたたかい組織感情 ~ミドルと職場を元気にする方法~』(ソフトバンククリエイティブ刊)という本を見ていただきたいのですが、そこでは組織感情を診断する手法を紹介しています。

 今回は、その本の中で用いた「組織感情マップ」(上図)をご紹介しますので、これを参考に、自分の職場の感情を分析してみてください。

  「仕事が楽しいという気持ち」、「自分が主体になってやってみようという気持ち」、「お互いの長所を見つけて、認め合おうという気持ち」、「やりきること、仕上げることへの切迫感」、「自分がうまくいかないことへのイライラとした気持ち」、「この先どうなるかわからない不安感」、「何をやってもうまくいかないというあきらめ感」・・・・・・。

 こうした感情を持っている人が周囲に多いと思うかどうか、自分もそう思っているかどうかを回答して行きます。その上で「組織感情マップ」に当てはめ、どの感情が強く出ているかを診断して、組織に中に広がっている感情の分布を可視化していくという方法です。

 組織感情は、快感情か不快感情か、それが活性状態にあるのか沈静状態にあるのかという2つの軸で整理すると、4つの感情に分かれます(マップを参照)。