道路を通行不能にしたのは
大雪だけでなく樹木も原因に

大雪で孤立した自治体関係者によると、道路間際まで植えられた樹木の倒壊も、孤立集落化の深刻な原因の1つになったという

 昨年、大雪で孤立した自治体関係者に当時の様子を詳しく聞いてみた。こんな話だった。

「昨年2月の大雪はうちだけでなく、周辺市町村でいずれも観測史上初となるほどの大雪でした。すべての道路(国道、県道、町村道)で通行不能となり、除雪作業を行う重機のオペレーターが家から重機のところまで、なかなかたどりつけませんでした。

 地元の建設会社のオペレーターも重機が置いてある場所まで数時間(普段であれば数分)かけて歩いて行き、やっと除雪を行うといった状況でした。

 また、あまりの大雪で一般の重機では対応できないため、県の土木事務所が豪雪地に設置してあるラッセル車やロータリー車を取りに行きましたが、時間が大変かかりました。停電の状況は送電ルートがいくつかあるため、様々でした。かなり長引いた地域や短時間で済んだところ、また停電を免れた地域もありました。

 停電の原因は、雪の重みで樹木が電線にかぶさったりしたことによるものです。すぐに復旧作業に取り掛かりましたが、その場所まで作業車が行くのに時間がかかったため長引きました」

 つまり、道路を通行不能にしたのは大雪だけではなく、道路間際まで植えられていた樹木もそうだったのである。雪の重みに耐え切れずに倒れてしまい、道路を塞いでしまった樹木がたくさん生まれていた。それで道路が寸断され、復旧作業はより難航することになったのである。

 また、道路間際まで植えられた樹木が倒れて電線を切るなどし、停電を引き起こす原因にもなっていた。これは徳島県のケースも同様で、各地で発生している困った現象である。