【問】あなたは自分を長時間労働者だと思いますか?
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 さらに、「あなたは自分を『長時間労働者』だと思いますか?」という問いに「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えたのが最も多かったのは40代男性(そう思う28.0%、どちらかといえばそう思う25.3%)。全年代性別の中で唯一、半数以上が「(自分は)長時間労働者だと思う」と答える結果となった。女性の場合は、「長時間労働だと思う」と答えた人が最も多かったのは20代(同12.0%、同14.7%)。

 1時間以上残業している人の割合は30代女性の方が多いが、20代女性の場合は「月に41時間以上」と答えている人が30代よりも多く(20代女性13.7%、30代女性5%)、残業時間数の長さが「長時間労働だと思う」人の数につながっているのかもしれない。

※厚生労働省の毎月勤労統計調査 (平成26年12月分結果速報)によると、各産業の所定外労働時間は月に5.5~29.0時間。最も少なかったのが「医療、福祉」で、最も多かったのが「運輸業、郵便業」だった。一般労働者の所定外労働時間は平均14.9時間、パートタイム労働者は3.2時間。クロス・マーケティングが行った調査と大きくかけ離れていない。

長時間労働、どう思う?
「わからない」は50代が男女とも最多

 また、自分を「長時間労働者」だと思う人に、「長時間労働になるのは仕方ない」「自分自身の工夫によって改善方法がある」「会社組織や勤務場所の工夫によって改善方法がある」「わからない」のどれに最も気持ちが近いかを聞いたところ、全体で最も多かったのは「会社組織や勤務場所の工夫によって改善方法がある」(41.6%)だった。

 これも年代や性別によって多少の差異があり、「長時間労働になるのは仕方ない」と答えた人が最も多かったのは30代男性(35.5%)、「自分自身の工夫によって改善方法がある」と答えた人が最も多かったのは20代男性(40%)、「会社組織や勤務場所の工夫によって改善方法がある」と答えた人が最も多かったのは20代女性(55.0%)だった。仕事に対するモチベーションや、今後管理職になる割合などが関係していそうな結果だ。20代女性の場合、自分の裁量でできる仕事が少ないため、会社や制度への不満が大きくなるとも考えられる。

 また、やや意外だったのが「わからない」と答えた人の割合だ、男女ともに50代が最も多かったこと(男性14.3%、女性11.1%)。長い間働くと、雇用者側、非雇用者側どちらの意見もある程度わかるようになり、結果的に「わからなくなる」ということなのだろうか。