計算を始めるとき、
最初に押すのは[+]キー
今回は、本書で紹介している、キーボードの使い方を一部ご紹介します。
ここでちょっと、皆さんに質問があります。計算を始めるとき、あなたは最初にどのキーを押しますか?
ほとんどの方が、[=]キーと答えると思います。ところが、投資銀行では[=]ではなく、[+]から始める人が多い。筆者も[+]から始めています。
[+]から始めても[=]から始めても、計算はできます。どちらを使ってもよいのです。では、なぜ[+]から始めるのか。その理由はキーボードにあります。[=]を入れるには、[Shift]+[=]キーを押すので、2手必要です。
ところが、キーボードによっては右側にテンキーがあります。USB接続のテンキーを使っている人もいるでしょう。テンキーの右端の列には[+]キーがあるので、これを押せば1手ですむわけです。
たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、エクセルでは[=]を押す回数がとても多いので、2手が1手になるのは意外と効率アップに役立ちます。試してみてください。
ただし、これはあくまでもテンキーがある場合です。ノートパソコンでテンキーがない場合には、USB接続のテンキーをつけたほうがいいでしょう。計算を[+]から始められるだけでなく、数字を打ち込むのにもテンキーを使うほうが作業をしやすいからです。
余談ですが、計算を[+]から始めるというのは、日本のローカルルールです。英語キーボードは、日本語キーボードとは配置が違って、[=]を1手で押せます。
ちょっとした工夫で、エクセルの作業スピードを上げましょう!