・賞金100万円を争奪するインターンシップ
・無人島で4日間生き抜くというミッションのインターンシップ
・学生と企業担当者が焼肉を囲みながら、普段聞けない質問や話をするインターンシップ
・1ヵ月弱の参加で報酬40万円がもらえるインターンシップ
・成績優秀者には卒業後1年間使える入社パスが支給されるインターンシップ
ここ数年、学生向けインターンシップもバラエティに富むものが増えてきました。もともとは学生のために企業が行う社会貢献の場であったインターンシップも、現在は採用の場となっていたり、企業のPRの場になったりと様々な側面を見せています。すでに2017年卒向けのインターンシップ募集が始まっていますが、今回はそんなイマドキのインターンシップ事情を覗いていきたいと思います。
インターンシップ企業は4000社超
大学も後押ししてしまう魅力とは?
そもそもインターンシップとはなんでしょうか。
文部科学省、厚生労働省、経済産業省の発表している「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」によると、
「我が国においては、インターンシップについては、『学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと』として幅広くとらえられている」
とあります。インターンシップが始まった背景として挙げられるのが、1990年代後半の就職問題の深刻化や学生の職業意識の薄さです。
リクナビ2017のサイトでは、2015年6月1日現在のインターンシップ企業掲載数は4092社となっており、そのうち参加することで報酬が発生する企業は229社にものぼっっています。
実施期間を見ると、1日のみのインターンシップ企業が2181社と約半数にのぼっており、その内容はグループディスカッション主体のものから先輩に同行して営業を体感するものや、発達障害の子どもたちへの療育指導など現場を実際に体感するものまで様々です。それぞれ実施場所、業種、職種から実施期間、文理なども検索ができる面でも非常に情報が取得しやすくなっています。