「生徒は、担任に見せる顔が違う。担任の前ではいじめない」

「基本的に、自分の生徒は平等にかわいい子で、仲のいいクラス。だから、いじめのような問題が起こっていることを想定して動いていない」

「いじめを見つけたとしても、担任が往々にして責められるので、プライドなどの何らかの理由で認めることができない」

 しかし、最も重要な問題は、いじめに対する感性の鈍さであり、いじめに加担してしまう教員までいることだという。

「そういうことができるのは、教育委員会の偉い人の縁故採用で教員になった人。親が教育長だったとか教育一家らしいのですが、学校現場では箸にも棒にもかからないほど能力がないんです」

 ある縁故採用の教員は、「生徒がマンガを読んでいたので、マンガを取り上げて窓から池の中に捨ててやった」などと教職員たちに得意げに語っていた。その教員は、現場体験わずか1年で教育委員会に異動になり、教頭に昇格した。しかし、何もやることがなく、職員室にボーっと突っ立って、教員が眠っていないか監視するだけだったという。

女性教諭を“流産させた”
トンデモない校長も

 こうした信じられない行動を取るのは、現場の教員ばかりではない。ある校長は、高校入試の採点の日、小さい子どもを抱えて出産も直前だった女性教諭が「子どもが熱を出したので休ませてほしい」と年休を申請した。

 ところが、「校長には年休の日を変えるよう指示する権限がある。出て来なさい」と申請を拒否され、電話の前で泣き崩れた。

 女性教諭は、その後、流産。「私の子どもは、校長に殺されたんだと思う」と憤慨した。

 しかし、これらの経緯が表に出ることはなかった。