1行家計簿なら、
かんたんに、そして確実にお金が貯まる!
(2)分析できない――分析の壁
がんばって記録をとった。しかし、記録を見返してみても、出費の合計額が羅列されているのみ。「継続」の次に直面するのが、「分析」の壁です。
たとえば、家計簿の記録から、「今月の食費は43,529円でした」とわかったところで、何を減らして、何は維持してもOKなのかがまったくわかりません。
この食費の中には、「生きていくために必要な食事」「ふらっと入った喫茶店での飲み物」「口さみしくてつい買ってしまったお菓子」「家での晩酌用のお酒」などがあり、さまざまな食費がまざっているといえます。
つまり、これまでの家計簿で使われていたような出費項目を使うと、「必要な出費」と「不要な出費」に分けて対策を考えることができません。これを野放しにすると、「必要な食事代を削って、お菓子や飲み物代は知らず知らずのうちに結構な金額を使う」という望ましくない状況に陥ってしまうことも。
しかし、「1行家計簿」では、節約ターゲットを決めるので、不要な出費をピンポイントで記録できます。これにより、「減らすべき出費」を明確に把握することができるのです。
(3)改善できない――改善の壁
「必要な出費」と「不要な出費」がまざってしまうと、何をすべきかが定まらず、気合と根性頼りの非常に苦しい節約をしてしまいがちです。
しかし、「1行家計簿」を使うと、減らすべき出費が明確になるため、具体的な改善計画をたてやすくなります。出費額を見返して、たとえば次のような手順で改善方法を探ります。
・出費をやめる
・出費を安いものに替える
・出費を減らす(回数or金額)
この度発売された『1行家計簿―――世界一かんたんにお金が貯まる本』では、実際に「1行家計簿」を使った方の事例をもとに、具体的な改善方法と、その節約金額をご紹介しています。
ここまで見てきたように、既存の家計簿を使ってお金を貯めるには、3つの壁を乗り越えなければなりませんでした。
しかし、1行家計簿なら、「記録」「分析」「改善」が、既存の家計簿に比べて非常にかんたんにできるのです。