人の顔と名前を覚えると
信頼度アップにつながる

 人の顔と名前が覚えられるようになると様々なメリットがあります。仕事が営業の方や接客業やサービス業の方などはお客様の顔と名前を覚えておくことはかなり強力な武器になるのではないでしょうか。これは自分がお客の立場になって想像してみるとよくわかります。

 名前を呼ばれて気を悪くする人はいないと思います。それどころか自分を覚えてくれていたことからその人の印象がかなり良くなるはずです。これは信頼度、信用度アップにつながる大切な能力と言えます。そう考えると仕事ではなくプライベートの面でも、相手と早く打ち解けることができる有効なコミュニケーションのツールといえそうです。

応用編:自分を覚えてもらうには?

 反対に自分のことを覚えておいてもらうにはどうしたらよいでしょうか。これは3つ目の戦略の「復習」を利用します。

 みなさんは「忘却曲線」をご存じでしょうか。心理学者のエビングハウスという人が行った実験結果を時間の経過と記憶の忘却の関係でグラフに表したものです。何かを100%記憶したところからどのぐらいの時間でどのぐらいの記憶が減少していくかを表しています。

 それによると、20分後には42%忘却、1時間後で56%忘却、1日経つと74%忘却、その後忘却速度は緩やかになり1ヵ月後には79%忘却してしまうというのです。しかしあるタイミングで復習を繰り返すことにより忘却の落ち込みが少なくなるということがわかっています。私が考えるそのタイミングは会った日を基準として1日後、1週間後、3週間後です。つまり相手と別れた後1日後にメールなどでお礼がてらメッセージを伝え、さらに会った日から1週間後、3週間後のタイミングでメッセージを送ることで、相手の記憶にはしっかりと自分の存在を記憶させることができるというわけです。

最初の顔と名前覚えていますか

 さて、今回の記事の最初に覚えていただいた人たちの名前を覚えているでしょうか。全部覚えていたという人は素晴らしいです。そうでない人も本文でお伝えしたように覚えていなくて当然なので、がっかりする必要はありません。それではもう一度最初の顔と名前を今度はお伝えしたように名前からその人の背景を勝手に作ってイメージしてみてください。

 どうです、見方が変わったのではないですか。これなら人の顔と名前を覚えるのも「脳トレ」のような感じで面白くなりそうだと思いませんか。

 最初は名前から背景を作るのに少し手こずるかもしれませんが、練習すればどんどん思いつくようになり楽しくなってくるはずです。是非みなさんの想像力をフルに発揮して実践してみてください。