だから、深沢真太郎の「ビジネス数学」
これが、4年前に私が「ビジネス数学」を始めた理由です。
誰もが「数字に強くあれ!」と声高に言う。しかし、「では、苦手な人は何をすればいいのか?」に教育者は誰も答えていない。悪しき「文系・理系」という分類をみんなが言い訳に使い、「数字が苦手」な日本人は増えるばかり。
これではマズいよね、と思ったわけです。
あらためて、深沢真太郎の「ビジネス数学」は、突き詰めると次の4つの行為ができるビジネスパーソンを育てるために設計されています。
☆電卓を正しく扱える
☆数字を使って考えられる
☆数字のマジックに惑わされない
☆数字の裏まで読み解ける
この連載をお読みいただいている「数字が苦手」なあなたにお伝えしたいのは、たったこれだけでいいということ。いまさら(かつて大嫌いだった)算数や数学の学び直しをする必要などないということです。
社員研修や大学の講義など、トレーニングの現場でこの話をすると、皆さんの表情が変わります。「数字」に対して絶望感しかなかった自分に、少し希望が持てた瞬間だからです。
あなたもそんな気持ちになれたとしたら、「数字が苦手」から卒業するためのスタートラインに立ったということです。
あなたは「損」をしている!?
数字が苦手。
それだけで、実は損をしていることってたくさんあります。
たとえば、5秒でできる計算に30秒もかかってしまう。
たとえば、魅力的な数字のコピーを見て、つい余計なものまで買ってしまう。
たとえば、3分で終わるプレゼンに、10分もかかってしまう。
たとえば、エクセルに並んだ数字を前にお手上げ状態になってしまう。
……もったいないな、と。
ですから私はこの連載を通じ、現場で使っているトレーニングのネタなどを惜しみなくご紹介してまいります。
日本でもっとも「数字が苦手なビジネスパーソン」を知っているコンサルタントの手法ですから、これはいわばすべての「数字が苦手」な人へ贈る最強のショートカット・ツールとも言えるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回をお楽しみに!