あなたの企画書が通らない理由は、上司から見て魅力的ではないから!?

前回は、「会社で提案(企画)が通らない」場合、なかでも初歩的な問題を抱えているもの13種について説明した。「提案を出せる立場ではない」と思われていたり、プロジェクトマネジメントができていなかったり、少し調べればわかるレベルの「抜け」があったり。つまりは、「きちんとやりなさいよ」というレベルに留まっているものである。

 今回は、提案としての合格ラインには達しているものの、会社や上司から見て「魅力的でない」と思われるレベルの提案が、いかに拒絶されるかについて説明しよう。クオリティとしてはそれほど問題がないので、会社や上司のタイプや事情に合わせてブラッシュアップすれば、提案が通る可能性は高まる。では今回も、具体的に上司の提案への「断り言葉」に即して解説していこう。

<提案が通らない理由>
A、そもそも、あなたに提案する「資格がない」(理由1~4)→こちらへ(前回記事)

B、内容が提案として「成立していない」(理由5~13)→こちらへ(前回記事)

C、提案が会社や上司から見て「魅力的でない」(理由14~26)→今回解説

D、提案としてはアリだが、「GOを出せない理由がある」→次回解説

会社や上司のことをわかってない!?
そんな人が陥りやすい提案の落とし穴

14、「頭のいい奴が考えそうなことだ」

 Cに分類される1つめの理由は、「リアリティがない」「現場の支持を受けられそうにない」こと。だから「頭のいい奴が考えそうなことだ」と上司から嫌味を言われてしまう。人間は、よく知らない人が理屈で考えたような行動は得てしてしないものなのだ。上司にとっては、人間臭さが感じられず実感の乏しい「世界ではこういう風に動いてますから…」とか、「10年に1回こういうことが起こることは統計的に判明してますから…」と、理路整然と説明した「だけ」の提案は、絵に描いた餅のように見えてしまう。「理屈で正しいことと、実際に売れることは違う」というわけだ。聞いている人に実感を持ってもらうためのリアルな逸話や、感性的にイケる!と思わせる仕掛けやビジュアルが必要だろう。

15、「大義がないな」

 いくら儲かる画が描けていても、「なぜそれをうちの会社がやらなければならないのか」「会社の企業理念に反するぞ」と思われてしまえばジ・エンド。人は年齢が上がるほどに仕事の「大義」を重んじる傾向があるので、「いくら儲かっても意味のないことはしたくない」と提案が却下されてしまうことがある。もちろん、そんなことはまったく気にしない「儲かればOK」という会社もあるにはあるが少ない。自社がやるべき必然性など、経営陣や上司がNOと言いにくいような大義名分は必ず用意しておきたい。