「低気圧頭痛」は“片頭痛”のこと
まずは冷やす、頭痛薬で対処を

 これらを前提として「低気圧頭痛」を考えてみよう。気圧が低くなると脳の血管をおさえていた圧力も下がって血管が広がる。つまり低気圧で起きる頭痛は「片頭痛」だと考えられる。普段から偏頭痛の悩みを抱える人には「雨の日はふだんよりひどい」という実感があるはずだ。

 低気圧頭痛には片頭痛の対処法「冷やす」がそのまま使えるが、市販の頭痛薬を使うのもよい。市販薬が効かない場合、薬剤師などに相談して別の市販薬に替えることもできるし、病院を訪れるというテもある。血管の拡張と炎症を鎮めるタイプの特効薬がとっくに存在している。「神経内科」「脳神経外科」「頭痛外来」がキーワードだ。

 薬は対症療法に過ぎないとの批判もあるが、症状を抑えることにより通常の生活に戻れるのならそれが一番ではないか。片頭痛など一次性頭痛の根本的原因とされるストレスの多い生活、不規則な生活、慢性の疲労などはあらゆる病に通じる道だが、残念ながらほとんどのビジネスパーソンにとって最も解決しにくい問題だ。

 ちなみに冒頭の「古傷が痛むから雨が近いはず」の原因も、低気圧による血管の拡張かと思ったらどうやら違うようだ。諸説あるものの「血行が悪くなるから」が有力らしい。

(工藤 渉)

参考URL:
頭痛の原因と種類 エスエス製薬
頭痛のタイプ・原因 大正製薬