ひとりぼっちで母親相手に遊んでいては、時間がもったいない!
家で遊んでいるときに、メリケン粉(小麦粉)などでお団子づくりをしたり、紙ボールをつくったりして手の動かし方を教え、お母さんの手元を見せてあげてください。それから公園デビューをさせるのです。
みんなと一緒のことをして、みんなと一緒にすぐ遊べるようにするのが、お母さんの役目です。
そのときに、子ども自身が、ほかの誰よりもよくできることを知って喜びを味わえるかどうかは、それまでのお母さんやお父さんの働きかけにかかっています。
お母さん、お父さん!
もし自分が不器用だと思っていても、くれぐれも卑下しないでください。
わが子よりは、きっとできるはずです。
器用だと言われている子の手の動きをよく見てください。
手の分業が巧妙にされ、どちらの手もよく動いているはずです。
お子さん自身のためにも、子どものよき師になるためにも、非利き手の使い方に気をつけてあげてください。
利き手でないほうに親御さんが手を添えるだけでも、ずいぶんと違ってきます。
<競博士のひと言>
利き手(どちらかの手をよく使う)は、3歳ごろに成立するとされています。
このころに、言葉が使えるようになって、左右の脳の分化がはっきりしてくるからです。
0~1歳の間に、左右の手を使えるようにしたほうが後々有利です。
運動はすべて、見てマネをして覚えるのが原則です。繰り返しやっていけば、どんどん上手になってきます。