
※本記事は、11月4日に開催された住友商事主催イベント「The Chain Museum×13歳からのアート思考──Artsを捉える」でのパネルディスカッションをもとに構成した。住友商事はThe Chain Museumともにアート領域での事業展開を目指している。https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/news/release/2020/group/14060

遠山正道(とおやま・まさみち)
株式会社The Chain Museum/株式会社スマイルズ代表取締役社長
1962年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒業後、85年、三菱商事株式会社に入社し、建設部や情報産業部門に所属。97年、日本ケンタッキーフライドチキンに出向。99年、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」開店。 2000年、三菱商事初の社内ベンチャー企業として株式会社スマイルズを設立。アーティストとして個展を開催するほか、ネクタイ専門店「giraffe」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、ファミリーレストラン「100本のスプーン」、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」などを展開。「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活の在り方を提案している。最近では、もっともシンプルな結婚の在り方「iwaigami」、小さくてユニークなミュージアム「The Chain Museum」、アーティストを支援できるプラットフォーム「Art Sticker」などをスタート。さらに、サブスク型の幸せ拡充再分配コミュニティ『新種のimmigrations』を2020年9月より始動。
著書に『成功することを決めた──商社マンがスープで広げた共感ビジネス』(新潮文庫)、『やりたいことをやるというビジネスモデル──PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)がある。

末永幸歩(すえなが・ゆきほ)
美術教師/東京学芸大学個人研究員/アーティスト
東京都出身。武蔵野美術大学造形学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科(美術教育)修了。「絵を描く」「ものをつくる」「美術史の知識を得る」といった知識・技術偏重型の美術教育に問題意識を持ち、アートを通して「ものの見方を広げる」ことに力点を置いたユニークな授業を、東京学芸大学附属国際中等教育学校や都内公立中学校で展開。生徒たちからは「美術がこんなに楽しかったなんて!」「物事を考えるための基本がわかる授業」と大きな反響を得ている。
自らもアーティスト活動を行うとともに、内発的な興味・好奇心・疑問から創造的な活動を育む子ども向けのアートワークショップや、出張授業・研修・講演など、大人に向けたアートの授業も行っている。初の著書『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)が13万部超のベストセラーに。