2024~2025年の“トレンドワード”に見る、いま、人事担当者が行うべきこと
株式会社パーソル総合研究所 シンクタンク本部 上席主任研究員 小林祐児さん
「会社が守ってくれるという信頼感が醸成されている組織では、カスハラに遭っても辞めたいと思う従業員が少ないということが、同研究所の調査から明らかになっています」(小林さん)
女性活躍推進やDE&I、ウェルビーイングなど、長期的に取り組むべきテーマも忘れてはならない点を小林さんは強調する。
波風立てたくないから「退職代行」を利用するし、単発の「スキマバイト」なら人間関係を気にしなくて済む。「どちらも“空気”を乱すことを避けがちな日本人気質に由来する」と小林さんは指摘する。
「未曽有の労働力不足という危機をチャンスと捉えて、人事自らが課題に立ち向かっていってほしいですね」(小林さん)
パーソル総合研究所『HITO』vol.23「人事トレンドワード2024-2025」
2024年で3回目となる「人事トレンドワード」企画。ちなみに2022年の1回目は「テレワーク」「DX人材」「人的資本経営」、2023年の2回目は「賃上げ」「リスキリング」「人材獲得競争の再激化」であった。
パーソル総合研究所『HITO』vol.23「人事トレンドワード2024-2025」 2024年で3回目となる「人事トレンドワード」企画。ちなみに2022年の1回目は「テレワーク」「DX人材」「人的資本経営」、2023年の2回目は「賃上げ」「リスキリング」「人材獲得競争の再激化」であった。 拡大画像表示