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Part1
バブルの崩壊を正確に予知できずとも不完全ながらその危険を察知はできる
2019.9.17
吉川 洋・山口廣秀 日本経済緊急警告
リーマンショックから11年。危機もたらした金融リスクが再び米国を中心に拡大しつつある。米中貿易摩擦が激化し、世界経済が減速傾向を強めている中で、バブル崩壊による金融危機の再来が懸念されている。それはリーマンショック時より金融機関の体力が低下した日本経済を激震させる要因となる。吉川洋・立正大学学長と、元日本銀行副総裁である山口廣秀・日興リサーチセンター理事長の、二人の泰斗が緊急警告する。