みずほフィナンシャルグループ
関連ニュース
#1
みずほ「システム障害で厳罰」なのに三井住友「相場操縦で軽罰」、金融庁“さじ加減処分”の波紋
ダイヤモンド編集部,新井美江子
SMBC日興証券は2月13日、金融商品取引法違反で起訴された相場操縦事件について、東京地方裁判所から有罪判決を受けた。しかし、三井住友フィナンシャルグループでは持ち株会社のトップはもちろん、当の日興の社長ですら引責辞任していない。翻って2021年、システム障害を相次ぎ発生させたみずほフィナンシャルグループでは、みずほ銀行と持ち株会社の両トップの首が取られた。「全ては金融庁のさじ加減で決まるということだ」(銀行幹部)――。監督官庁である金融庁の対応に銀行業界には不信と諦めが募るが、三井住友とみずほの“事件処理”は何が違っていたのか。

予告
三井住友vs三菱UFJvsみずほ、3メガバンク「最後の審判」が待ち受ける正念場
ダイヤモンド編集部
日本銀行の次期総裁に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏が起用される見通しだ。政策修正により超低金利時代に終止符が打たれれば金融機関は収益向上が望めるものの、メガバンクに吹き付けるのは追い風ばかりではない。リテール事業のデジタル化は喫緊の課題。経済成長が見込める海外市場の取り込みも急がねばならないが、一方で国内では東芝などを巡る「大口融資問題」も首をもたげ始める。特に三井住友フィナンシャルグループでは、傘下のSMBC日興証券が相場操縦事件を起こし、2月13日に東京地方裁判所から有罪判決を受けたところだ。チャンスにもリスクにも踏ん張らねばならないタイミングといえるが、正念場を乗り切ってたどり着くのは、天国か地獄か。

#9
地銀が「脱・日本M&Aセンター」を模索、M&A仲介の丸投げをやめて貴重な収益源にできるか
ダイヤモンド編集部,片田江康男
融資先などのM&A(企業の合併・買収)を仲介して手数料を稼ぐビジネスは、収益力が細る地方銀行にとって数少ない有望な新事業だ。これまではM&A仲介最大手の日本M&Aセンターに丸投げするモデルが多かったが、自前で仲介業を手掛ける地銀も現れ始めている。「脱」日本M&Aセンターの成否を占う。

#7
東海東京と岡三証券が「金融庁激怒」でも仕組み債販売を続ける理由、抵抗するメガバンクも
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
人口減少と地方経済の低迷で「本業の融資ではもうけられない」と嘆く地方銀行。証券会社との提携などで手っ取り早く利益を出せる仕組み債販売に精を出してきたが、そのパイプは使いづらくなった。とはいえ粘り強く販売を続ける金融機関もあれば、ハイリスクな保険商品の販売にまい進する動きもある。

#4
金融庁が激怒した「仕組み債」の販売額が多い金融機関ランキング【全15社】1000億円超えも2社
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
金融庁が“鉄つい”を下した2022年夏までに、いわゆる「地銀系証券」はどれほどの仕組み債を売りさばいてきたのだろうか。4兆円を超える仕組み債市場のうち、3割を占めるとされる公募仕組み債の金融機関別ランキングを作成すると、販売額1000億円超えとみられる地銀系証券が2社あった。

#77
みずほ銀行「迷走の20年」は3メガバンクの競争が引き起こした、経営理論で探る処方箋【入山章栄・動画】
入山章栄
みずほ銀行=日本経済が生まれ変わるために、ガバナンス改革が必須である理由とは?特集『入山章栄の世界標準の経営理論』第77回は、話題書『みずほ、迷走の20年』を読み解く第3弾。「言われたことだけしかしない企業風土」はどのようにしたら変革できるのか?経営理論を切り口にその処方箋に迫ります。

SMBC日興「単独上場なら経営危機」の大赤字、相場操縦だけでない“弱点”とは?
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
市況悪化で減収減益が相次ぐ証券業界。相場操縦事件で裁判が続くSMBC日興証券は事件の影響を引きずり、最終赤字は244億円と過去最悪となった。昨年の為替や金利の変動も生かし切れておらず、いばらの道は続く。

#76
みずほが「言われたことだけしかしない」銀行になった経営学的理由、悪しき企業風土が生まれる3要因【入山章栄・動画】
入山章栄
みずほ銀行が「言われたことだけしかしない」企業風土になってしまった理由とは?特集『入山章栄の世界標準の経営理論』第76回は、話題書『みずほ、迷走の20年』を読み解く第2弾。3つの経営理論から、システム障害が繰り返し起こってしまう深層に迫ります。

#14
富裕層開拓の好機!?金融業界が税制改正の「贈与ニーズ急増」狙い虎視眈々
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
生前贈与のルール改正時期が2024年に決まり、金融業界が沸いている。23年中の「駆け込み贈与」需要が見込めることに加え、富裕層や事業者向けの「相続時精算課税」制度の使い勝手が向上するからだ。両制度の利用を促すことは顧客資産に食い込む好機。税制改正をビジネスチャンスとして狙う金融業界の動向を追った。

#75
みずほ銀行がシステム障害を繰り返す理由、「3行合併の問題点」を経営理論で解剖【入山章栄・動画】
入山章栄
みずほ銀行が、迷走の20年に陥った経営学的理由とは?特集『入山章栄の世界標準の経営理論』第75回は、話題書『みずほ、迷走の20年』を読み解く第1弾。度重なるシステム障害の原因が、みずほ銀行の出発点である3行統合にある理由とは?経営理論を切り口に、みずほ=日本が迷走してしまう根幹課題に迫ります。

三菱UFJ「ネット証券戦略」の前途多難、競合メガ2行が口座数2強のSBI・楽天に出資
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
日本最大の金融グループである三菱UFJフィナンシャルグループ傘下のインターネット証券事業で、次の一手が見えない。ネット証券の勝ち組2社に他のメガバンク2社が出資を決めたが、傘下のauカブコム証券は口座数が伸び悩み、低空飛行が続く。SBIホールディングスが株式の売買手数料の無料化を仕掛ければ、ひとたまりもないと危惧する声が上がる。

#37
みずほ社長に直撃!「楽天証券への出資の狙い」と「23年の最注力分野」
ダイヤモンド編集部,新井美江子
2021年以降、システム障害が立て続けに発生したみずほフィナンシャルグループ。混乱からの“再出発”を託された木原正裕社長に、23年に向けたみずほ復活の道筋や、みずほ証券を通した楽天証券への出資意図、今後の投資戦略などについて聞いた。

#4
楽天グループ解体のトリガー!?みずほが“証券出資”で描く「楽天経済圏支配」
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
携帯電話事業の巨額赤字で資金繰りに窮した楽天グループは、虎の子の金融グループ解体の引き金を引いたのか?楽天傘下の楽天証券に19.99%を出資したみずほフィナンシャルグループは虎視眈々と「楽天経済圏」を自陣に引き寄せる絵を描く。楽天の“大義なき”金融子会社の上場計画は、後戻りできないところまで来ている。

#30
三菱UFJ社長が激白!単体利益「メガ首位奪還」の方策と「銀信証連携」戦略
ダイヤモンド編集部,新井美江子
各国の利上げなど、不確定要素への対応に追われる銀行業界だが、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の業績は絶好調だ。2022年4~9月期に連結業務純益(本業の利益)で中間期ベース過去最高をマークし、懸案だった銀行単体の収益も純利益で3メガバンク首位を奪還した。そんな三菱UFJFGの亀澤宏規社長に、収益底上げの秘密を聞いた。

予告
楽天「三木谷王国」解体の序章!モバイル巨額赤字、不正の連鎖、新スポンサー…
ダイヤモンド編集部
携帯電話事業を展開する楽天モバイルの巨額赤字が“雪だるま”のように膨らんだことで、楽天グループは「解体の危機」にひんしている。楽天本体が2022年12月期決算で4期連続の最終赤字を計上するのは確実。携帯事業に必要な巨額の資金は有利子負債で調達してきたが、足元で資本が不足し始めた。すでに楽天証券株の19.9%をみずほ証券に譲渡して800億円を確保。23年にも楽天銀行と楽天証券ホールディングスの上場を予定し、虎の子の金融事業の切り離しを進めている。だが、正念場はその先だ。これから始まるのは、楽天モバイルの切り離しか、楽天本体の救済か。日本郵政、みずほフィナンシャルグループに続き、三木谷浩史会長兼社長が頼るスポンサーは誰か?特集『楽天 解体の序章』では、命運を懸けた携帯事業が本体を脅かすという “本末転倒”のグループ解体劇の実像に迫る。

#20
「お年玉株」440銘柄【後編】、日銀政策修正に動揺せず!攻めの売上高急拡大株&守りの高配当株ランキング
ダイヤモンド編集部,篭島裕亮
株価は短期的には需給や材料で動くが、中長期では業績の伸びに比例する。世界景気が不透明なときこそ、目先の値動きに一喜一憂するのではなく、中長期の業績から銘柄を選ぶべきだろう。そこで今回はアナリストの予想を活用して、中長期で期待できる4種類の「お年玉株」候補を選抜。後編では「2期先の売上高拡大株」と「来期増益予想の高配当株」という2種類のランキングをお届けする。

#5
JR東海の故・葛西名誉会長「政財界人脈」全解剖、NHKとJAXAのトップ人事まで横槍
ダイヤモンド編集部,千本木啓文
鉄道業界には、JR東海の葛西敬之名誉会長と安倍晋三元首相がけん引した「葛西・安倍案件」と呼ばれるプロジェクトが二つある。3兆円の財政投融資を活用するリニア中央新幹線と、日本が米国に5000億円の融資を申し出た対米リニア輸出だ。巨額融資を引き出すなど権勢を振るった葛西氏の人脈をひもとく。

#14
メガバンクにも慶應・三田会の大波襲来!三井住友で次期首脳有力候補に慶應OBが浮上
ダイヤモンド編集部,名古屋和希
かつては東京大学など国立上位校だけに首脳への道が開かれていたメガバンクで慶應閥の躍進が目覚ましい。慶應出身の三菱UFJ銀行の前頭取は三田会「最高幹部」の評議員に就任したほか、三井住友銀行ではトップ候補に慶應OBが浮上している。メガバンクにおける慶應閥の最新の勢力図を明らかにする。

みずほ信託社長が明かす「1000億円超の大型不動産案件」をモノにできる理由
ダイヤモンド編集部,新井美江子
芝パークビルに電通本社ビル、大手町プレイス……。ここ数年、みずほ信託銀行は、売買価格が1000億円を超える不動産の超大型案件に立て続けに携わっている。不動産畑を長く歩んだ梅田圭社長が、その手の内や不動産市場の見通しについて明かした。

山一と同じ!?相場操縦事件のSMBC日興証券を蝕んだ「社内権力」の正体
ダイヤモンド編集部,岡田 悟
相場操縦事件で当時の副社長らが逮捕・起訴されたSMBC日興証券。近藤雄一郎社長は11月4日、役員報酬6カ月カットの処分を発表し「(再建の)道筋をつけて身を引く」と表明した。かつて四大証券の一角を占めた日興は2009年以降、三井住友銀行(SMBC)の影響下にあるが、これまでも不祥事を繰り返してきた。
