池上正樹

ジャーナリスト

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり
」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの
かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河
出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ
スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何
が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも
り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会
委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

第178回
ニート学部から“黒歴史学”“奇業学”が誕生!?「NEET株式会社×ひきこもり大学」の化学反応
池上正樹
「NEET株式会社」(仮称)の取締役と「ひきこもり大学」の発案者がコラボした「ひきこもり大学」ニート学部が11月25日に開催され、会場は満席に。そして、授業中は「黒歴史学」や「武装ニート」といった聞き慣れない言葉が次々に飛び交った。
ニート学部から“黒歴史学”“奇業学”が誕生!?「NEET株式会社×ひきこもり大学」の化学反応
第468回
幼少期の性的虐待で30代女性がPTSD発症 20年で損害賠償請求権は消滅してしまうのか
池上正樹
子どもの頃受けた性的虐待は、いくつになったら認識できるのだろう。発症したPTSDと性的虐待のつながりを自覚するには、どれくらいの時間がかかるのか。そんな2つの“つながり”を巡る訴訟が行われている。訴えを起こしているのは、北海道の30代女性だ。
幼少期の性的虐待で30代女性がPTSD発症 20年で損害賠償請求権は消滅してしまうのか
第30回
大川小検証委が初めて当日の避難行動を議論 9ヵ月目にしてようやく遺族と意見交換も
池上正樹,加藤順子
東日本大震災の大津波で、児童・教職員84人が死亡・行方不明となった大川小学校の検証が始まって9ヵ月。11月30日の第7回会合で、初めて当日の校庭での約50分間の状況についての議論が行われ、検証委と遺族との初の「意見交換」が持たれた。
大川小検証委が初めて当日の避難行動を議論 9ヵ月目にしてようやく遺族と意見交換も
第177回
何が餓死した31歳女性の生活保護を遠ざけたのか 生活困窮者を見捨てる「追い返す」だけの対応
池上正樹
大阪市東淀川区の団地に住む女性。部屋の押し入れに敷かれた布団の上で、餓死して亡くなっていた。女性は母親とともに、4年前の11月、区役所を訪問。生活保護の窓口に相談に訪れてたが、申請は断られ、その後、2度と窓口に来ることはなかった。
何が餓死した31歳女性の生活保護を遠ざけたのか 生活困窮者を見捨てる「追い返す」だけの対応
第176回
“専門家”抜きで引きこもり問題は解決できるか同調圧力の孤立社会から自力で這い上がる方法
池上正樹
関西の「引きこもり」当事者のグループが集って、いわゆる“専門家”抜きで企画された「ひきこもり自助グループ協議会」の設立大会が、大阪で開かれた。そこで印象的だったのは、元引きこもりである男性が語った、同調圧力との向き合い方だ。
“専門家”抜きで引きこもり問題は解決できるか同調圧力の孤立社会から自力で這い上がる方法
第9回
“閖上の悲劇”の鍵を握る「鳴らない防災無線」の謎 名取市職員らの生々しいやりとりも徐々に明らかに
池上正樹
東日本大震災の津波で800人近い犠牲者を出した宮城県名取市の閖上地区。被害を甚大にした原因の1つが、津波来襲を伝えているはずだった防災行政無線が鳴らなかった問題だ。10月末の検証委員会では当日の名取市職員らの動きが明らかになった。
“閖上の悲劇”の鍵を握る「鳴らない防災無線」の謎 名取市職員らの生々しいやりとりも徐々に明らかに
第175回
全員役員、全員ニートの「NEET株式会社」 参加者がひきこもり大学と連携し「ニート学部」開催
池上正樹
最近、株主の取締役全員がいわゆる“ニート”の若年無業者の会社「NEET株式会社」(仮称)が発足するとして、話題になっている。10月30日の会社発足の押印式には、175人の取締役予定者のうち、100人余りが出席。11月21日に設立される運びだという。
全員役員、全員ニートの「NEET株式会社」 参加者がひきこもり大学と連携し「ニート学部」開催
第174回
社会に存在しないように生きる――「トラウマ」を抱えた人々の“沈黙の叫び”
池上正樹
引きこもっている人たちは、過去のトラウマを抱えたまま、心を閉ざし続けているケースが少なくない。精神科医師で一橋大学大学院の宮地尚子教授は、「トラウマ」を抱える人と支援者の関係性を「環状島」というモデルでわかりやすく紹介している。
社会に存在しないように生きる――「トラウマ」を抱えた人々の“沈黙の叫び”
第8回
「800人犠牲の3つの原因」を徹底検証&報告へ 閖上検証委“情報源も極力開示”の方針は守られるか
池上正樹
東日本大震災の津波により、約800人の犠牲者を出した宮城県名取市の閖上地区。その第2回検証委員会が10月31日に開かれる。8月の第1回委員会では、「科学的・客観的に」「後世に教訓を残す」検証にするという委員の強い意志が感じられた。
「800人犠牲の3つの原因」を徹底検証&報告へ 閖上検証委“情報源も極力開示”の方針は守られるか
第173回
何が「若年無業」を長期化させるのか 民間初の『白書』で明らかに
池上正樹
<パソコンを持っていると、無業期間が長期化する傾向にある><携帯を持っていると無業期間は短期化する傾向にある>――そんな若年無業者の現実を調べて分析した、民間の手による『若年無業者白書』がこのほど刊行された。
何が「若年無業」を長期化させるのか 民間初の『白書』で明らかに
第172回
毎日のネット放送で当事者たちと交流を続ける「清水ひきこもり研究所」の新たな取り組み
池上正樹
静岡県静岡市に、毎日ネット放送で引きこもりの人と交流している人がいる。その取り組みとは一体どのようなものか。
毎日のネット放送で当事者たちと交流を続ける「清水ひきこもり研究所」の新たな取り組み
第28回
「山へ逃げよう」の大川小児童証言は“精査中”!?教員の会話は「検証委とりまとめ案」に盛り込まれず
池上正樹
東日本大震災の津波で84人が犠牲になった大川小学校。その第5回検証委員会が、10月20日に開かれた。検証委員会発足から8ヵ月を経たが、今回明らかになったのは本質とはまったく関係のない2点のみ。しかも児童の重大な証言が“精査中”となった。
「山へ逃げよう」の大川小児童証言は“精査中”!?教員の会話は「検証委とりまとめ案」に盛り込まれず
第171回
失業した中高年、就職に失敗した若者を救う!?「中高年人材センター」が目指す“雇われない生き方”
池上正樹
当コラムをきっかけに、引きこもっていた人、失業して求職活動中の人たちなどの間で、様々な動きが生まれている。1つの動きが、失職してハローワークに2年半通い続けてきた50歳代のMさんの呼びかけで、設立した任意団体「中高年人材センター」だ。
失業した中高年、就職に失敗した若者を救う!?「中高年人材センター」が目指す“雇われない生き方”
第170回
動物の命だけでなく従業員すら粗末に!あるペット関連企業の黒すぎる雇用の実態
池上正樹
真面目な人ほど、ブラックな会社で心身をすり減らしていく。そして、一旦会社を離脱すると、様々な理由で社会に戻れなくなり、引きこもっていくことも少なくない。あるペット関連企業で働いていたAさんもそんな1人だ。
動物の命だけでなく従業員すら粗末に!あるペット関連企業の黒すぎる雇用の実態
第169回
「49歳の息子と対話できない」「父親と話しづらい」引きこもり家族会で語られた噛み合わない親子の本音
池上正樹
「引きこもり」家族や支援者の全国組織が主催する全国大会が9月28日、福岡で行われた。そこでは、なかなか分かりあうことが難しい、当事者とその父親たちの葛藤、確執が明らかになると同時に、それぞれの本音も垣間見ることができた。
「49歳の息子と対話できない」「父親と話しづらい」引きこもり家族会で語られた噛み合わない親子の本音
第168回
山形県調査でわかった「引きこもりの半数は中高年」もはや欠かせない“高齢化・長期化”の視点
池上正樹
地域の民生委員が把握している「引きこもり」該当者のうち、半数近くの約45%は40歳以上の中高年だった――そんな衝撃的な実態を浮き彫りにするデータが9月24日、山形県の公表した調査報告書によって明らかになった。
山形県調査でわかった「引きこもりの半数は中高年」もはや欠かせない“高齢化・長期化”の視点
第167回
“大人の発達障害”の人が依存症に陥るケースも一筋縄ではいかない依存から脱却する方法
池上正樹
大人の発達障害の人たちの中にも、強迫症状や依存症に悩む人たちが少なくない。そんな人たちが「脱ひきこもり」するために、周囲はどう支援していけばいいのか。そうした発達障害の支援の在り方を考えるシンポジウムが開かれた。
“大人の発達障害”の人が依存症に陥るケースも一筋縄ではいかない依存から脱却する方法
第166回
地方自治体で初の試みも?浜松市が一丸で取り組む引きこもり支援の中身
池上正樹
9月7日、静岡県浜松市が主催する『引きこもり』をテーマにした講演会に招かれた。浜松市では、地域として「引きこもり支援」のネットワークが構築されているなど、自治体一丸となった体勢が作られている。
地方自治体で初の試みも?浜松市が一丸で取り組む引きこもり支援の中身
第165回
大人になっても友人なし、家族とも全く話せない わが子の緘黙(かんもく)症に悩む親の苦しみ
池上正樹
「緘黙(かんもく)」とは、ある特定の場面になると、何も話せなくなる状態のこと。「大人になれば自然に治る」と言われてきたのに、何年経っても変わらないどころか、大人になると生涯にわたる大きな問題になるため、彼らの親は大きな葛藤を抱えている。
大人になっても友人なし、家族とも全く話せない わが子の緘黙(かんもく)症に悩む親の苦しみ
第164回
生活困窮、生きづらさ…ひきこもり大学は多様な痛みを抱えた人々を救えるか
池上正樹
先日、生活困窮に直面する引きこもり当事者らが、「ひきこもり大学」発案者の当事者Mさんと打ち合わせを行い、それぞれの思いを語った。「生活困窮というよりも、経済的事情という言葉を使って欲しい」打ち合わせの冒頭、Mさんはこう提案した。
生活困窮、生きづらさ…ひきこもり大学は多様な痛みを抱えた人々を救えるか
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