池上正樹

ジャーナリスト

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり
」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの
かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河
出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ
スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何
が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも
り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会
委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

第163回
「ひきこもり大学」オープンキャンパス開催デモンストレーションで見えてきた課題と可能性
池上正樹
引きこもり当事者たちからいま、様々なアイデアが生まれ、それぞれ動き始めている。例えば、「ひきこもり大学」。先日、初めてのデモンストレーションであるオープンキャンパスが開催され、2人の当事者が先生役を務めた。
「ひきこもり大学」オープンキャンパス開催デモンストレーションで見えてきた課題と可能性
第162回
人事部長のセクハラを訴え退職勧奨へ 離職票にまで嫌がらせされた30代女性の悲鳴
池上正樹
働き盛りの人たちが引きこもり状態に追い込まれていく背景には、職場でのセクハラなどの行為が放置される雇用環境の劣化も一因にある。女性会社員が人事部長からセクハラ行為を受けた末、退職。再就職が決まらないまま、うつ状態に追い込まれた。
人事部長のセクハラを訴え退職勧奨へ 離職票にまで嫌がらせされた30代女性の悲鳴
第161回
先生は引きこもり!?ニート学部に発達障害学部!?ついに動き始めた「ひきこもり大学」
池上正樹
当連載読者から、問い合わせや期待感などのメールが数多く寄せられてくる「ひきこもり大学」構想。ついに7月16日、発案者を囲む初めての「ひきこもり大学」準備会が、引きこもり当事者や会社員ら十数人が参加して開かれた。
先生は引きこもり!?ニート学部に発達障害学部!?ついに動き始めた「ひきこもり大学」
第24回
「なぜ50分間逃げなかったのか」は明らかにならず遺族が憤る大川小検証委・中間報告の内容
池上正樹,加藤順子
東日本大震災の津波で84人が死亡・行方不明になった大川小学校。7月7日の第3回大川小事故検証委員会では、中間報告がなされたが、その中身はすでに遺族が調べて来た事実ばかりで、しかも事実解明の核心部分の議論は、一切なかった。
「なぜ50分間逃げなかったのか」は明らかにならず遺族が憤る大川小検証委・中間報告の内容
第160回
“辞められない中高年”から反響続々 増え始めた「ネオブラック企業」の真実
池上正樹
これまで“ブラック企業”といえば、夜遅くまでサービス残業させて、会社を辞めさせてしまうイメージがあった。しかし、最近増え始めた“ネオブラック企業”は、次の見つからない中高年者の足元を見て、給与や経費を減らしながら働かせ続け、辞めようとすると妨害するという。
“辞められない中高年”から反響続々 増え始めた「ネオブラック企業」の真実
第159回
日本初の「町田市保健所方式」でわかった64歳までの「引きこもり」は20世帯に1世帯!?
池上正樹
引きこもりの人のいる多くの家庭では、本人も親も変わらぬまま、長期化、高年齢化だけが進んでいる。東京都町田市保健所が、20歳から64歳を対象に引きこもり実態調査を行ったところ、自分または家族が引きこもり状態にあると答えた人は5.5%に上ることがわかった。
日本初の「町田市保健所方式」でわかった64歳までの「引きこもり」は20世帯に1世帯!?
第158回
中高年退職者を食い物に!ハローワークが紹介する“辞められないブラック企業”
池上正樹
ハローワークなどに紹介されて応募し続け、やっと就職先が決まったと思ったら、そこは「ブラック企業」だったという話も少なくない。今回、紹介するのは、“辞めさせないブラック企業”に勤めているという40歳代後半の高城和雄さん(仮名)だ。
中高年退職者を食い物に!ハローワークが紹介する“辞められないブラック企業”
第157回
ひとりぼっちの引きこもりを社会につなげるカギは“一般の会社員ら”が握っていた!
池上正樹
閉塞感の中で、長い間、生きづらさを感じていた人たちが、自らの意思で動き始めた。6月2日、『第5回 ひきこもり問題フューチャーセッション「庵 -IORI-」』が行われた。驚いたのは、参加者のうちおよそ半数が「引きこもり当事者」だったことだ。
ひとりぼっちの引きこもりを社会につなげるカギは“一般の会社員ら”が握っていた!
第156回
引きこもり歴27年の50代男性はなぜ再び社会に出ようと思えたのか
池上正樹
引きこもり状態の高年齢化とともに、長年、変化が起きなかった親子関係の中で、将来に絶望している当事者や家族は少なくない。しかし、27年間にわたり引きこもってきた50歳代の男性が、ふとしたきっかけから、自らの意思で動き始めたケースもある。
引きこもり歴27年の50代男性はなぜ再び社会に出ようと思えたのか
第155回
つながりはじめた引きこもり当事者たち 「救われた」と語る彼らの思いと夢とは
池上正樹
引きこもり当事者同士、自らの意思に導かれたつながりが、ネットを通じて少しずつ広がりつつある。そして今、引きこもり当事者たちが、自分の中にある思いを外に発信し、それまで引きこもっていた人たちも、自らの意思で動き出し始めた。
つながりはじめた引きこもり当事者たち 「救われた」と語る彼らの思いと夢とは
第154回
“履歴書の空白”がむしろ武器になる?「引きこもりビジネス」の胎動
池上正樹
当コラムをきっかけに、引きこもり状態の当事者や失業中の人たちの間で、いろいろな動きが新たに生まれている。先日、仕事探し中の50歳代のMさんの呼びかけによって、キックオフミーティングが開かれた任意団体「中高年人材センター」が、その一例だ。
“履歴書の空白”がむしろ武器になる?「引きこもりビジネス」の胎動
第153回
15年以上引きこもっていた被災地の30代男性を「外に出よう」と思わせた“ある仕掛け”とは
池上正樹
東日本大震災当時、引きこもりだった当事者のうち、外に出てきた人たちは今、どうしているのだろうか。30歳代後半の男性Aさんは、震災が来るまで15年以上、引きこもっていた。しかし、ある支援者のおかげで、震災を機に外へ出ることができた。
15年以上引きこもっていた被災地の30代男性を「外に出よう」と思わせた“ある仕掛け”とは
第152回
お金がなくなったら死を見据える男性に大きな反響数多く寄せられた共感とアドバイスの中身とは
池上正樹
前回の記事に登場した貯金がなくなる予定の3ヵ月後に死を考えているAさんに「他人事ではないから」と、励ましやアドバイスのメッセージがどっと寄せられている。そのメールの3分の2ほどは、内容に共感する引きこもる本人たちの発信だった。
お金がなくなったら死を見据える男性に大きな反響数多く寄せられた共感とアドバイスの中身とは
第151回
お金がなくなったら死を見据えることに…家族・世間に放置された40代男性の絶望
池上正樹
40代の引きこもり当事者Aさんは、中学時代に神経症を発症し、6年間引きこもりに。その後、バイトや派遣で収入を得てきたが、リーマンショック後は孤立無業状態になった。あと3~4ヵ月で貯金は底をつくが、その後については死さえ見据えている。
お金がなくなったら死を見据えることに…家族・世間に放置された40代男性の絶望
第150回
当面の生活費、就活の交通費に困ったら?「引きこもり脱出」も助ける自治体の貸付支援制度
池上正樹
多くの引きこもる人たちにとって切実なのは、動き出そうと思ったときに、「お金」という障壁が立ちはだかることだ。そんな人々の自立を助けることになるかもしれないのが、各地域の社会福祉協議会が行う資金の貸付支援事業である。
当面の生活費、就活の交通費に困ったら?「引きこもり脱出」も助ける自治体の貸付支援制度
第22回
大川小検証委で遺族が初めて意見陳述第2回会合でも見えてこない検証の行く末
池上正樹
3月21日、第2回大川小学校事故検証委員会が、宮城県石巻合同庁舎ので行われた。今回の委員会では、児童の遺族3人が初めて検証委員の前で意見を陳述。だが、委員会が2回終わった現段階でも、結局何が決まったのか、よくわからない印象を受けた。
大川小検証委で遺族が初めて意見陳述第2回会合でも見えてこない検証の行く末
第6回
“閖上の悲劇”を生んだ中学校への避難誘導で新事実2年近くも隠された「公民館長の証言」とは
池上正樹,加藤順子
東日本大震災で約800人が犠牲になった名取市閖上地区。市の指定避難所の「閖上公民館」から「閖上中学校」へ誘導される途中に津波にのまれたことが犠牲を大きくした要因とされているが、それに関して筆者の取材で新たな事実が明らかになった。
“閖上の悲劇”を生んだ中学校への避難誘導で新事実2年近くも隠された「公民館長の証言」とは
第149回
“美人すぎる引きこもり”は売れるか!?「引きこもり」がビジネスになる可能性
池上正樹
引きこもりたちが、自らの特質を活かして利益を上げられるよう、ムーブメントを仕掛けていこう。そんな対話をするセッションが高田馬場で開催された。そこでは、「引きこもりタレント事務所」「引きこもり大学」などの事業案が次々飛び出した。
“美人すぎる引きこもり”は売れるか!?「引きこもり」がビジネスになる可能性
第148回
名刺がない、内線番号表に名前がない存在を消される“追い出し部屋”の実態
池上正樹
家電メーカーの“追い出し部屋”形式と言われている退職勧奨がメディアでも話題になっている。1年以上にわたってハローワークなどで仕事を探しているが全く決まらないという40代後半の元会社員男性も“追い出し部屋”を経験した1人だ。
名刺がない、内線番号表に名前がない存在を消される“追い出し部屋”の実態
第147回
ハローワークで就職できるのは3割未満!?長期失業中の中高年が“自宅警備員”になるまで
池上正樹
マスメディア上は今、アベノミクスという浮かれたフレーズで賑わっている。しかし、筆者の元には、「求人募集に応募し続けているのに、仕事に就くことができない」といった、仕事がなく、日々の生活に追いつめられた人たち悲鳴が聞こえてくる。
ハローワークで就職できるのは3割未満!?長期失業中の中高年が“自宅警備員”になるまで
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