池上正樹

ジャーナリスト

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり
」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの
かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河
出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ
スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何
が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも
り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会
委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

第103回
「脱引きこもり」を国や精神科医だけに頼らない半数以上の家族に変化をもたらす3つの作戦
池上正樹
「家族が変わると、子どもも外に出てきて動き出す」こう常々語っているのは、「全国引きこもりKHJ親の会」の池田佳世代表だ。では、家族が変わるとは具体的にはどうすればよいのだろうか。
「脱引きこもり」を国や精神科医だけに頼らない半数以上の家族に変化をもたらす3つの作戦
第102回
「孤独死」を他人事とは思えない!引きこもる家族が直面する壮絶な生活苦
池上正樹
最近、福島県内の旧避難準備区域の福島県相馬市や首都圏などで起きている「孤独死」のニュースをよく耳にする。これを「自分と家族の未来の姿に重ねてしまう」と語るのが、“大人の引きこもり”である40代男性だ。
「孤独死」を他人事とは思えない!引きこもる家族が直面する壮絶な生活苦
第101回
野田首相もついに国会で「引きこもり」に言及問題進展に奔走したある国会議員の苦闘
池上正樹
先日、引きこもり問題が参院予算委員会で取り上げられ、野田首相はこれに答弁した。ようやく日本でも「引きこもり」が認知され、放置され続けてきた問題の解決に国のトップも本腰を入れると約束した格好だ。ただ、その背景にはある国会議員の奔走があった。
野田首相もついに国会で「引きこもり」に言及問題進展に奔走したある国会議員の苦闘
第100回
英国国営放送BBCも注目する日本の「引きこもり」問題を年々深刻にさせる“曖昧な社会”という病巣
池上正樹
筆者が「引きこもり」の取材を始めた15年前、まだその存在は認知されていなかったが、いくつかの支援団体が地道に活動しており、その後、国や各自治体が支援策に取り組み始めた。しかし甲斐虚しく、今まで当事者の数が減少したという話をあまり聞かないのは一体なぜだろうか。
英国国営放送BBCも注目する日本の「引きこもり」問題を年々深刻にさせる“曖昧な社会”という病巣
第99回
スピーチが苦手なのは性格が原因じゃない!?薬でも治療できる「社会不安障害」との付き合い方
池上正樹
人前に出ると緊張する、赤面恐怖、視線恐怖といった症状が見られる「社会不安障害」。実は、性格やストレス、気持ちの持ちようなどからくる問題だけではなく、脳の働きの異常も関与しているようなケースもあることが、最近わかってきた。
スピーチが苦手なのは性格が原因じゃない!?薬でも治療できる「社会不安障害」との付き合い方
第3回
復興とあきらめの間に揺れた被災者の1年石巻市の割烹料理店「三幸」が再建するまで
池上正樹
被災3県の自治体の中でも非常に甚大な被害を受けた宮城県石巻市。この町で津波の被害と母の死を乗り越えて、飲食店を再開させた男性がいる。それが割烹料理店「三幸」の高橋さんだ。彼は一体、どのように絶望の日々を乗り越え、店を再建したのか。
復興とあきらめの間に揺れた被災者の1年石巻市の割烹料理店「三幸」が再建するまで
第98回
成績優秀なのに仕事ができない“大人の発達障害”に向く仕事、向かない仕事
池上正樹
成績優秀なのに社会に出ると協調性や臨機応変さを欠いて仕事ができない“大人の発達障害”を抱える人が増えている。彼らは、自分の特性を活かした適職に就いていない場合が多いのだが、では、向いている・向いていない仕事とはどのようなものか。
成績優秀なのに仕事ができない“大人の発達障害”に向く仕事、向かない仕事
第97回
放置すれば生活保護者増加の危機も“大人の引きこもり”予備軍、不登校者の深刻な実態
池上正樹
文科省が発表する今後の“大人の引きこもり”予備軍というべき不登校の児童生徒数の推計が非常に興味深い。2010年現在、小中学生の不登校率は1.14%でほぼ横バイ。高校生は1.66%と増加した。これは将来、日本の生活保護者のさらなる増加さえ招きかねない。
放置すれば生活保護者増加の危機も“大人の引きこもり”予備軍、不登校者の深刻な実態
第96回
大人の発達障害&予備軍に向けた全国初“弱み”を“強み”に変える職業訓練
池上正樹
「大人の発達障害」と言われる人々が急増している。そんな彼らや自分も発達障害なのではないかと悩む人たち向けに、発達障害の人が強み、特性を活かした仕事に就き、活躍することを応援する新しい職業訓練などを行なうメソッドが注目されている。
大人の発達障害&予備軍に向けた全国初“弱み”を“強み”に変える職業訓練
第95回
引きこもり家族会が厚労省担当課長らと面談「40歳以上の支援要望」には回答なく、苦笑い
池上正樹
引きこもり家族会の全国組織、全国引きこもりKHJ親の会の役員数人が、厚労省の精神・障害保健課長ら2人と面談した。支援の対象から漏れている40歳以上の引きこもりの支援を求めたが、課長らの表情は硬いままだった。
引きこもり家族会が厚労省担当課長らと面談「40歳以上の支援要望」には回答なく、苦笑い
第94回
“居場所”をつくるだけが支援じゃない!短期間での引きこもり脱出を可能にした「静岡方式」の凄み
池上正樹
地域に引きこもる人たちを支援するサポーターたちが、それぞれ本業を持ちながら、知識やスキルを活かして無償でボランティア貢献する「静岡方式」が注目を集めている。この支援では、引きこもり脱出の常識を覆すかのように、短期間での社会復帰が可能だという。
“居場所”をつくるだけが支援じゃない!短期間での引きこもり脱出を可能にした「静岡方式」の凄み
第93回
“普通の大人”が引きこもる日本の救世主?秋田県藤里町のすごい支援策とは
池上正樹
秋田県藤里町の社会福祉協議会が実施した調査によって、18歳から55歳までの8.74%が、引きこもりであることが明らかになった。これは日本全体にみられる普遍的な問題だが、藤里町はこの結果から今までにないある新しい支援を行おうとしている。
“普通の大人”が引きこもる日本の救世主?秋田県藤里町のすごい支援策とは
第92回
約半数が40歳以上という10人に1人が引きこもりの「過疎の町」
池上正樹
秋田県の山あいにある、人口約3900人の小さな町で行われた実態調査がいま、ひそかに注目されている。なんと、18~55歳までの町民のうち8.74%が「引きこもり」という衝撃的な結果が明らかになったからだ。
約半数が40歳以上という10人に1人が引きこもりの「過疎の町」
第91回
引きこもり状態の男性が入院治療中に心肺停止多剤多量投与に頼りがちな精神医療へ疑問を呈す
池上正樹
長年引きこもり状態にあり、「統合失調症」と診断されていた当時38歳の男性が2007年6月、北見赤十字病院に入院した。しかし、約1週間後に心肺停止を起こし、翌年3月に死亡した。一体なぜ、男性は死に至ったのか。
引きこもり状態の男性が入院治療中に心肺停止多剤多量投与に頼りがちな精神医療へ疑問を呈す
第90回
会社への“プチ復讐”で「ヘタレ」を克服せよ!内科医がすすめる薬に依存しない脱引きこもり法
池上正樹
「精神薬の量を減らしたいけど、症状が悪化するのが怖くて、薬を止められない」などと悩む人たちの話をよく聞く。そんな引きこもり状態の人々が頼って訪れるのが、茨城県牛久市の「牛久東洋医学クリニック」内海医師だ。
会社への“プチ復讐”で「ヘタレ」を克服せよ!内科医がすすめる薬に依存しない脱引きこもり法
第89回
社会は怖いけど、出会いの場は好き“加害妄想”に悩む引きこもる大人の新しいつながり方
池上正樹
16年前の被災地だった神戸市で、引きこもり当事者が主催するイベントが行われた。主催した団体の代表である森下さんは、「傷つけるのが怖いから」という理由で大学時代から引きこもりを続けているという。
社会は怖いけど、出会いの場は好き“加害妄想”に悩む引きこもる大人の新しいつながり方
第88回
引きこもるのは“家”だけではない今も居場所を探し漂流するある若者の半生
池上正樹
引きこもるのは“家”だけではない。ネットカフェ、ホテル、車、路上(ホームレス)などで生活する人々も、いわゆる「引きこもり」だ。皆、自分が安心できる「居場所」を探し、彷徨っているのである。
引きこもるのは“家”だけではない今も居場所を探し漂流するある若者の半生
第87回
「困っている」「助けてほしい」がキーワード日常の小さな危機が引きこもりとその家族を救う!
池上正樹
これまで連載のなかで、悲惨な東日本大震災の中で社会のフラット化が起こり、偶然にも引きこもりの人たちが外に出るきっかけになるなど、変化が起きたことを紹介してきた。では、日常生活の中でもそういうことが起きるのだろうか。
「困っている」「助けてほしい」がキーワード日常の小さな危機が引きこもりとその家族を救う!
第86回
働けない若者の約8割を働く若者に変えた!?少年院の元教官が教えるウワサの「静岡方式」とは
池上正樹
「居場所を持たない」「スタッフは皆、無償ボランティア」というユニークな「引きこもり」等の支援活動で注目されているNPO法人がある。それが「青少年就労支援ネットワーク静岡」だ。この支援は「静岡方式」と呼ばれ、今注目が集まっている。
働けない若者の約8割を働く若者に変えた!?少年院の元教官が教えるウワサの「静岡方式」とは
第85回
なぜ東日本大震災は引きこもりに変化をもたらしたか
池上正樹
東日本大震災は、社会や人とのつながりを失った引きこもり状態の人たちの生活に、どのような変化をもたらしたのだろうか。実際、再び社会へ出られるようになった人たちには、ある共通点がある。それが、「役割を与えられたこと」である。
なぜ東日本大震災は引きこもりに変化をもたらしたか
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養