
桃田健史
第228回
スバル「BRZ」が登場4年目にしてビックマイナーチェンジした。目玉は、2016年8月1日発売の「S」と、今秋発売予定のプロトタイプ。その走りを、静岡県の富士スピードウェイ・ショートコースで思う存分に味わった。

第227回
ライトブルーの布製ボディに、可愛らしい顔立ちの小型電気自動車「rimOnO(リモノ) プロトタイプ 01」。今週、ニュースで見た人も多いだろう。筆者は創業者の2人とは知人だが、だからこそあえての苦言、提言を述べてみたい。

第226回
5月18日のスズキ、三菱自工それぞれの会見で、最も気になったのは、「不正」に対する解釈だ。メーカー側と国土交通省の「不正」に関する解釈は食い違っている。

第225回
ついに、三菱自動車に対する国の「技術的な強制調査」が始まった。国としては、三菱自工の燃費不正問題がこのタイミングで表面化したことを苦々しく思っていることだろう。

第224回
北京モーターショーで、中国「LeSEE」社が自動運転車を披露したが、同社関係者はCES2016でお目見えした謎のEVベンチャー「ファラデーフューチャー」の幹部たち。謎が多いこのクルマ、黒幕は米アップルとの噂も。

第223回
熊本県の若者起業支援策「ワサモン」の話を聞いた時、筆者としては「全国各地にある起業家支援との差」が理解できなかった。だが、今回の熊本での現地取材で見えてきたのは、「皆が等身大で、自然体で物事を考えている」という点だ。

第222回
アメリカでLyftやUberなどのライドシェアを利用することに、違和感をまったく持たない日本人ビジネスマンが最近、筆者の周りで急増している。しかし、これらサービスの日本での事業化は難しいだろう。

第221回
米シリコンバレーで、最新型のBMW7シリーズに乗った。ステアリングホイールの右にあるスイッチを押して、英語でこう言った。「会議で遅れるからスターバックスで待っていてと、ブライアンさんにメールして」

第220回
「中国製の凄いスーパーカーがいる!!」スイスのジュネーブモーターショーで、欧米メディアが浮足立った。ランボルギーニ、フェラーリ、アストンマーチンなどヨーロピアンスーパーカーの老舗に交じって、本格的な中国製スーパーカーが登場したのだ。

第219回
人口減少と高齢化に悩む岩手県北上市口内町。将来的な地域の「足」確保の問題を解決する手段として、口内町の有志が取り組んだのが「自家用有償旅客運送」による地域交通の確保だ。

第218回
少子高齢化や過疎化が社会課題となっている、中山間地域の交通政策で、思い切った動きを見せている自治体がある。それは、内閣府が進める地方創生における「小さな拠点」の手引き書でも事例として取り上げられた、広島県の安芸高田市の試みだ。

第217回
自動車産業の主要ビジネスが、『新車売り切り型』から『データサービス提供型』へと大きくシフトする時代変革が、ついに始まったと強く感じる。最も分かりやすいケースは、フォードだ。

第216回
トヨタがシリコンバレーで開設するTRI(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)の詳細が明らかになった。その使命は、(1)交通事故の抑制、(2)高齢や身体の不自由によって運転できない人々に対する移動手段の提供、(3)ロボットなどの屋内モビリティにトヨタの技術を活用、(4)材料科学の研究、の4点だ。

第215回
「目玉がない」。2015年10月29日、一般公開を前に報道陣向けに公開された東京モーターショーの現場を見た多くの自動車業界関係者がそう口にした。

第214回
いまから半年ほど前、2015年4月1日付で富士重工業に新たな部署が生まれた。その名は、スバルネクストストーリー推進室。通称SNS推進室だ。自動車産業界がいま直面している時代の大変革を考えると、極めて重要な“実験”になりそうだ。

第213回
新型「プリウス」がどんなに優れたクルマであっても、フランクフルトショーの主役はやはり今年もメルセデスだった。筆者は長年に渡り、メルセデスを肌感覚で見てきた。その経験を踏まえ、メルセデスの強みを3つの領域に分類し解析してみたい。

第212回
全国各地で年々増加している公共交通の空白を埋めているのが乗り合いタクシーだが、増加するほどに自治体の財政負担が増える悪循環が続いている。こうした負の連鎖を抜け出す可能性として、熊本県阿蘇郡小国町の事案を紹介したい。

第211回
2010年から続いている超小型モビリティ実証試験。最近、全国で「国は法整備についてどこまで本気なのかよく分からない」、「自動車メーカー側も腰が引けているのでは?」との不安や不信感が漏れ聞こえるようになってきた。

第210回
近年、イスラエルで自動車関連のスタートアップが続々と生まれている。なぜいま自動車関連なのか、そこになぜ、日系メーカーが接触しようとしているのか?そして、そもそもなぜ、優秀なスタートアップがイスラエルで生まれるのか?

第209回
米デトロイト郊外、アナーバー市。ここは、日米欧韓に加えて中国の自動車メーカーや自動車部品メーカーの研究開発拠点が集積するエリアだ。この地で初めて、無人移動体の業界団体・AUVSIが自動運転のシンポジウムを開催した。
