岡田光雄
学習塾といえば、どんな田舎町であっても、駅や学校の近くには必ずあるというイメージだ。しかし近年、そんな学習塾の倒産が相次いでいるという。その理由を「知窓学舎」塾長で、教育実践ジャーナリストの矢萩邦彦氏に聞いた。

年々、日本人のモラルは低下しており、飲食店では「お客様は神様」という言葉を勘違いした“モンスター客”のマナー違反が目立つようになっているという。過去に飲食店経営の経験を持ち、現在は「NPO法人 日本サービスマナー協会」認定マナー講師を務める上田由佳子氏に、そんな飲食業界側の本音を聞いた。

600年以上の歴史を誇る日本の伝統芸能の「能」。華々しくわかりやすい歌舞伎や落語などと比べ、能の面白さや見方はいまいちわからないという人は多いかもしれないが、実は海外では根強い人気を誇っている。なぜ能が海外でウケるのか。能楽研究者で法政大学名誉教授の西野春雄氏に聞いた。

「食べログ」「価格.com」「アットコスメ」「アマゾン」「Googleマップ」等々。口コミ投稿サービスは乱立状態にあり、商品・サービス購入時には参考にしているという人も多いだろう。しかし、こうした口コミサイトでは、低評価をつけることで店や企業から法的措置を取られるリスクもあるようだ。ネガティブな口コミは名誉毀損に当たるのか、新都心法律事務所の野島梨恵弁護士に話を聞いた。

1950年代に、日本で発明された「ビニール傘」。今やコンビニや100円ショップをはじめどこででも売られており、国内外の皇族・王室が公の場でさすこともある。日本が世界に誇るビニール傘の最先端技術、海外での普及事情について、江戸時代から続く老舗傘メーカー・ホワイトローズの須藤宰氏に聞いた。

IQOS(アイコス)やglo(グロー)、Ploom TECH(プルーム・テック)などをはじめ、愛煙家たちに人気の「加熱式タバコ」。その中でも、国内シェア70%程度を占めるアイコスを見ると、一時期は世界シェアの96%も日本が占めていたという。お上の締め付けも厳しくなり、タバコメーカーがいうほど無害というわけでもなさそうなアイコスだが、なぜ日本だけで流行っているのか。

世間を騒がせた「闇営業」では、関係者の謝罪ラッシュが続いている。これまで芸能人たちは不祥事やスキャンダルを起こしては謝罪を繰り返してきたが、謝罪の仕方を誤り、その後のキャリアを台無しにしたケースも多い。ワケあり芸能人の事例を振り返りながら、正しい謝罪の在り方について、「謝罪のプロ」である増沢隆太・東北大学特任教授に聞いた。

近年、増加しているという「アポ電強盗」。その手口は、警察や市役所職員などを装い、アタリをつけた家に電話をかけて資産額や家族構成を聞き出す「アポ電」を入れ、ほどなくして強盗に押し入るというものだ。その手口や対処法などについて弁護士法人・響の坂口香澄弁護士に聞いた。

昭和の時代は、クリエイターの創作魂に満ち溢れたアーティスティックなCMが多かった。それなのに、今のCMは歌って踊っての寒いギャグばかりだし、売らんかなの精神が強くて品のないCMばかり…。そんな年配の人の意見を聞くことがあるが、果たして本当に日本のCMにクリエイティブ性は失われてしまったのだろうか。PRプランナー・ネット編集者の中川淳一郎氏に聞いた。

大阪府にあるセブン-イレブンのフランチャイズ店のオーナーが、人手不足などの理由から本部に無断で時短営業に踏み切った騒動。当初、セブン-イレブン本部は難色を示したが、それもそのはずで、双方の言い分にはそれぞれ一理あり、かつ大きな隔たりがあるのだ。

ビジネスシーンには、数字や論理性に乏しい管理職は意外に多いが、知らず知らずのうちに自分がそんな残念な上司になってしまっている可能性もある。『ビジネスで使いこなす「定量・定性分析」』(日本実業出版社)の著者・中村力氏に、ビジネスパーソンが心がけるべき部下へのコミュニケーション術について聞いた。

通勤の混雑時、必ずといっていいほどに道を譲らない人に遭遇する。仕方なしにこちらが道を譲っても、避けるそぶりも見せず堂々と突き進んで行くのだ。道を譲らない人の心理状況とそれに腹を立てないですむ方法を、カウンセリングサービスの代表を務める心理カウンセラー・平準司氏に聞いた。

最初に、本文中には不快・グロテスクな表現が含まれていることをお断りしておく。さて、男女問わず、他人の排泄の音を聞きたがる人はそうはいないはずだ。こうしたトイレ内の音対策に最も効果的なのが、TOTOの「音姫」をはじめとした擬音機の使用だ。にもかかわらず、女性用に比べ男性用トイレには擬音機が設置されていないことが多い。擬音機の普及の現状について見ていこう。

昨年末、ある漫画家のTweetが物議を醸した。作中に「六芒星」が描かれているという理由から、漫画投稿サイトの運営元によって、作品が非公開にされてしまったのだ。多くの日本人からすれば、六芒星などありふれた星印にすぎないし、媒体によっては普通に使われていたりもする。イマイチ基準が分からない六芒星だが、なぜ一部のメディアは規制しているのか。

近年、脱力を求めるビジネスパーソンが急増している。これはワークライフバランスの充実という意味に限った話ではない。キャリアアップ、あるいは自己実現を果たすために、脱力が求められているのだ。『心を削らない働き方』(CCCメディアハウス)の著者で、コーチ・コンサルタントの山口由起子氏に聞いた。

現代社会は様々なルールに縛られている。だからこそ、そこで働き続けるために必要なスキルとして有効なのが、ルールに縛られない「脱力」的な思考法だ。近年は書店の棚にも、『脱力思考法』『脱力仕事術』といった本が多く並んでいる。猪突猛進でがむしゃらに働くことが美徳とされていた時代から、脱力的な働き方への転換が求められているのではないだろうか。

今や小中学生の「将来なりたい職業」ランキングの常連となった「ユーチューバー」。最近は中高年層の参加も見られるようになり、サラリーマンの副業の選択肢のひとつにもなっている。しかし、一般的にはいまだにユーチューバーの収益の仕組みについて知られていないことも多い。そこで、YouTubeビジネスに詳しい「カティサーク」の押切孝雄氏に聞いた。

プロレスは戦後、アメリカから日本に伝わったエンターテインメントだが、いまアメリカでは「新日本プロレス」が人気だという。これまでグレートムタやTAJIRI、中邑真輔など、海外で成功を収めた日本のレスラーは多くいたが、日本のプロレス団体そのものが映像コンテンツとして話題になったのは初めてのことだろう。人気の理由についてプロレス評論家の斎藤文彦氏に聞いた。

健康志向の高まりやダイエットブームによって、スポーツジムが活況を呈している。しかしその一方、トラブルも年々増加しており、退会を希望する利用者に対して「退会は認めない」「違約金を支払え」といった悪質な対応をするジムも増えているという。悪徳ジムの手口や対処法について、「弁護士法人・響」の澁谷望弁護士に聞いた。

多くのライブ配信サービスに導入されている「投げ銭」システム。これに貢ぎすぎて破産状態の視聴者が急増しているという。その実態と理由について、ネットメディア評論家の落合正和氏に聞いた。
