福岡夏樹
音声SNS「ClubHouse」の登場を機に、ますますの盛り上がりを見せる音声コミュニケーション。リアルタイムでのやりとりに特化したサービスにも追い風が吹き始めている。それがスマホゲーム専用音声通話アプリ「パラレル」だ。

SNSトレンドの切り替わりは、いつも突然やってくる。次の大きなトレンドとなりつつあるのが「常時接続」、つまり常にアクセスしてコンテンツを楽しむようなサービスだ。最近では「Clubhouse(クラブハウス)」が話題だが、それとはまた異なる方向性を提示するのが、アルの「00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)」だ。

ライバーの増加に伴い、ライブ配信アプリの数も増加。前述の17LIVEやSHOWROOM、ミクチャ(MIXCHANNEL)、ふわっちといったアプリが台頭し、今やまさに“ライブ配信アプリ戦国時代”に突入している状況だ。そんな競合アプリがひしめく中、急速に成長を遂げているのが、DeNA運営のライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」だ。

漫画やアニメ、ゲームにつぐ存在となり得る「VTuber」。昨年1年、投げ銭だけで1億5000万円を稼ぐ人気者も生まれた。コロナ禍でデジタルを通じたエンタメに注目が集まる中、どういった存在になっていくのか。VTuber特化のプロダクションを手がけるカバー代表取締役の谷郷元昭氏に聞いた。

外食需要は蒸発していない──ネットで人気の「豚組しゃぶ庵」、“期間限定”復活にみる勝機
Twitterを活用した集客でも話題となった東京・六本木の豚しゃぶ専門店「豚組しゃぶ庵」。コロナ禍での閉店アナウンスからクラウドファンディングの実施、オンライン展開、さらに飲食店オペレーションの実験の場としての店舗運営の復活──豚組オーナーでトレタ代表取締役の中村仁氏に、その経緯を聞いた。

2度のオープン延期、相次いだ批判の声──それでも石垣島にホテル「THIRD石垣島」を設立したワケ
「一度は泊まってみたいホテル」としてSNS上で注目を集め、一休やRelux、Booking.comなどで石垣島の人気ホテルランキングで1位を獲得するTHIRD石垣島。なぜ、コロナ禍でライフスタイルホテルを立ち上げることにしたのか?

ケニアの営業マン2000人の残業をゼロにした日本人起業家、アフリカの「流通変革」に費やした5年の歩み
アフリカやアジア向けに製造・卸売業の営業・受発注管理プラットフォーム「SENRI」を展開する、SENRI代表の永井健太郎氏。なぜアフリカでビジネスをしようと思ったのか、また小売業向け受注管理サービスを展開する理由について話を聞いた。

「壊滅的な組織崩壊」も経験、“デザインの力”で成長続けるグッドパッチ・土屋氏の流儀
10月に上場後初となる通期決算を発表したグッドパッチ。同社も他のスタートアップ同様、上場するまで数多くのハードシングスを乗り越えてきた。中でも大きかったのは、「壊滅的な組織崩壊」だと代表取締役の土屋尚史氏は語る。スタートアップにおいて難しいフェーズと言われる「50〜100人の壁」で起こったその“事件”と、それを超えて上場を目指した理由を聞いた。

「調整さん」に惚れ込み、大学中退して起業──日程調整で“人生が変わった”男の歩み
会議や打ち合わせ、飲み会などの予定を決める際に必要な“日程調整“。この日程調整に誰よりも大きな可能性を感じ、良い意味で人生を狂わされてしまった男がいる。ミクステンド代表取締役の北野智大氏だ。2018年2⽉にミクステンドを立ち上げた北野氏だが、そこに至るまでのキャリアが面白い。

“元食品工場長”起業家が挑む現場教育動画サービス、3億円調達で本始動
新型コロナウイルスによる感染拡大で、従来の勤務スタイルを変えざるを得なくなった職種は多い。なかでも、最も頭を抱えているのが、製造や物流、小売、飲食業などで働くいわゆる“現場”で働く人々だ。人手不足や外国人労働者の増加でノウハウの共有が課題になっている。そんな課題の解決を目指すのが、現場向けクラウド型動画教育プラットフォーム「tebiki(テビキ)」だ。

30秒20円で利用可能。日本語に特化した「AI文字起こしサービス」が狙うモノ
Rimo合同会社は9月1日、日本語に特化したAI文字起こしサービス「Rimo Voice(リモボイス)」をリリースした。Rimo Voiceは1時間ほどの音声データを5分ほどで書き起こしてくれるサービス。特徴は日本語に特化している点はもちろんだが、自動で3〜5行ごとに改行して読みやすく構成し、読み取りが曖昧な部分は文字色を薄く表示しているところだ。また音声データとテキストデータがリンクしているため、文字色が薄くなった部分をクリックすると、該当する音声を聞き直せる。

「オンラインデート」の新需要がコロナで露わに、公開1週間で累計1万組利用
アフターコロナで見られるのは、新たな恋愛スタイルかもしれない――。マッチングサービス大手の「Pairs」や「タップル誕生」で、ビデオチャットなどを通じてデートを楽しむ「オンラインデート」の人気が加速している。“直接会ってはいないけど、付き合う”はなぜ若者に受け入れられるのか。そこには、新型コロナウイルスが露わにした「新たな恋愛のスタイル」があった。

コロナ疲れを癒す救世主?入荷3カ月待ちの「愛され」家族型ロボット
新型コロナウイルスの感染拡大とともに“自粛疲れ”が目立ち始めた今、求めてしまうのが「癒やし」だ。そんな中、犬や猫に続く癒やしの存在として注目され始めているのが、家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」。 発売後、入荷1カ月待ちの状態が続くこのロボットには、どのような“愛されるカラクリ”があるのか。開発元であるGROOVE X代表の林要氏に話を聞いた。

DeNA子会社元社長が挑む新フードデリバリー、Uber Eatsへの勝ち筋
フードデリバリーといえば、真っ先に「Uber Eats」を想起する人は多いだろう。そんな牙城を少しずつ崩そうとしているサービスがある――「Chompy」だ。運営するのは、DeNAやメルカリなどの元メンバーが集まり、2019年6月に設立したSYN。同社は創業してすぐ約2億円の資金調達を実施した。そんな彼らが展開する「Chompy」で見えてきた、「Uber Eats」への勝ち筋とは。

100億円調達のフロムスクラッチがデータ活用にかけた「覚悟」
データマーケティングツール「b→dash」を開発するフロムスクラッチ。同社が海外PEをファンドなどから、総額100億円の大型資金調達を行った。今後の展開について代表取締役の安部泰洋氏に聞いた。
