
2025.7.7
関税・強権でも株高、政策“滅茶苦茶”トランプ政権の「成功の理由」
第2次トランプ政権の発足から半年が経過し、米国の政治と経済は再び世界の注目を集めている。関税の乱発、同盟国への恫喝、中央銀行への圧力など、常識や秩序を覆すかのような政策が次々と打ち出され、国際協調の枠組みは揺らぎ、米国内の分断も一…
株式会社ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役
金融アナリスト、コンサルタント。株式会社ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役。日本長期信用銀行にて、デリバティブを利用した商品設計、デリバティブのディーリング、ポートフォリオマネジメント等に従事する。その後、海外証券子会社であるLTCB International Ltdに出向。デリバティブ・ディーリング・デスクの責任者を務める。帰国後、金融市場営業部および金融開発部次長。銀行本体のデリバティブ・ポートフォリオの管理責任者を務める。2000年より、UFJパートナーズ投信(現・三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして、債券運用、新商品開発、フロント・リスク管理、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当。著書に、『図解でわかるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて』『世界一やさしい金融工学の本です』『デリバティブのプロが教える金融基礎力養成講座』『確率論的思考』(以上、日本実業出版社)、『カラー図解でわかる金融工学「超」入門』 (サイエンス・アイ新書)、『投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について』『ファイナンス理論全史』(ダイヤモンド社)など。1963年生まれ。85年一橋大学経済学部卒業。
2025.7.7
第2次トランプ政権の発足から半年が経過し、米国の政治と経済は再び世界の注目を集めている。関税の乱発、同盟国への恫喝、中央銀行への圧力など、常識や秩序を覆すかのような政策が次々と打ち出され、国際協調の枠組みは揺らぎ、米国内の分断も一…
2025.6.9
普段、一般の注目を集めることの少ない超長期金利がスワップ金利を大きく上回る形で上昇している。その背景には単なる需給の変化を超えた、経済や財政への深い懸念が潜んでいる可能性がある。市場が求めるリスクプレミアムの上昇は、国債の「安全資…
2025.5.12
トランプ政権による高関税政策の影響が日銀の金融政策運営に重くのしかかっている。米国はインフレと景気減速の狭間で年内複数回の利下げが予想される一方、日本はようやく正常化に踏み出したばかりで、追加利上げの見通しが揺らぎつつある。ドル安…
2025.4.7
相互関税政策の発動により進行するドル安と金高は、基軸通貨ドルへの信認の揺らぎを映し出す。人民元や仮想通貨もドルの代替にはなり得ず、「代替なきドル」体制が金融市場に不安定性をもたらしている。ドルの構造的課題と今後の波及リスクを多面的…
2025.3.10
トランプ政権の発足から一カ月半が経過し、米国の政治・経済の動向が世界市場に衝撃を与えている。トランプ大統領は関税強化や政府効率化省(DOGE)による行政改革など、大胆な政策を次々と打ち出しているが、その影響は必ずしも米国経済にとってプ…
2025.2.10
トランプ政権発足後、米長期金利は上昇すると予想されていたが、意外にも低下傾向を示している。関税政策や政府効率化省(DOGE)の影響が市場に不透明感をもたらす中で、トランポノミクスが本当に米国経済にとってプラスとなるのか、その効果とリス…
2025.1.13
日本の長期金利が13年半ぶりの高水準に達しているにもかかわらず円安が止まらない。この現象は日本と米国の金融政策が逆方向に進む中、日銀が抱える課題と市場が直面するリスクを浮き彫りにしている。1月の日銀・金融政策決定会合における利上げの…
2024.12.10
米国株式市場が史上最高値を更新する中、バフェット指数やCAPEレシオといった指標が歴史的な水準に達し、米国株の割高さが示されている。一方で、膨大な投資資金の存在が割高な米国株を支えている。米国株が割高な状態が続く理由を市場関係者の楽観…
2024.11.4
米国経済が予想を超える堅調さをみせており、米大統領選直後の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが決められるかは微妙なところ。米大統領選の直前情勢を確認するとともに、トランプが勝利した場合とハリスが勝利した場合の市場の反応を予想…
2024.10.7
9月にFRBは0.50%の大幅利下げに踏み切る一方、日銀は着実に利上げを推進していく方針を明らかにしている。米国の利下げと日本の利上げにより日米の金利差は縮小し、それに伴って、為替では円高、株式市場では日本株のアンダーパフォーマンスがしば…
2024.9.9
9月18日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)での焦点は、利下げの有無ではなく、利下げ幅に移っている。市場は年内に計1%、来年末までに計2.25%の利下げを織り込んでいるが、米景気が今すぐ後退入りするとの見方は少ない。米景気の先行き…
2022.10.1
ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい…
2020.9.29
コロナショックで進んだ超金融緩和、超低金利といった構造変化によって、いったい何が起こるのだろうか? バブルは起こるのか? インフレは起こるのか?『ファイナンス理論全史』などの著書がある金融アナリストの田渕直也氏の寄稿後編をお送りす…
2020.9.28
米国では、「ロビンフッダー」と呼ばれる素人投資家が大躍進する一方で、著名な投資家たちが大苦戦を強いられている。コロナショックは、私たちの暮らしだけでなく、金融の在り方も変容させた。いったい金融市場で、何がどう変わったのか? 「株式…
2018.1.5
「オマハの賢人」バフェットの成功はどの程度なのか、数字で検証してみると、年平均リターンではそれほど突出しているとは言えないようです。でも、それを60年続けられてきた秘訣とは? ファイナンス理論の歴史とポイントをまとめた新刊『ファイナ…
2017.12.29
ファイナンス理論の歴史とポイントをまとめた新刊『ファイナンス理論全史』より一部をご紹介していく本連載。今回は、「相場は予測できないものであり、それはファンドマネジャーも同じことなので、インデックスファンドを買うべし」という、身もふ…
2017.12.27
ファイナンス理論の歴史とポイントを追っていく『ファイナンス理論全史』より一部ご紹介していく本連載。今回ご紹介するのは、理論と実務が一体となって発展してきたデリバティブの存在と、その理論的発展の歴史の中でも最も特筆すべきといえる、ブ…
2017.12.21
前回取り上げたランダムウォーク理論は、不遇の数学者バシュリエの時代から半世紀ほども経ってようやくアカデミズムの世界に徐々に受け入れられていった。それでも、相変わらず投資家や実業界からは強い反発を受け続けた。その両陣営のにらみ合いに…
2017.12.19
現代ファイナンス理論は1950年代以降に確率されてきた、比較的新しい学問です。本連載は、100年分の理論の発展とポイントをまとめた新刊『ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質』のエッセンスを紹介していきますが、まず、この学問の扉はど…
2017.12.14
巨額のマネーが流れ込む金融市場の構造や、人々を翻弄する価格変動のメカニズムを解き明かそうと、これまで数多くの天才たちが挑んできました。そうして築き上げられてきた「現代ファイナンス理論」ですが、それは果たして我々に何を教えてくれるの…
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