フェルディナント・ヤマグチ
本連載では「試乗+インタビュー」の形でいろいろなクルマを紹介していますが、クルマの乗り心地もさることながら“音の良さ”にフェルさんもAD高橋さんも撃ち抜かれてしまったクルマが三菱自動車の「アウトランダーPHEV」。このクルマの車載オーディオはヤマハと三菱の共同開発で、ヤマハの職人「サウンドマイスター」が責任を持って“音”を仕上げたというのです。サウンドマイスターってどんな仕事をする人なのか、ぜひインタビューしたい!ということで、今回は三菱自動車のみなさんと一緒にヤマハ本社を訪問してきました。

初代NAは1989年デビュー、実に35年以上愛されているマツダのライトウェイトスポーツカー「ロードスター」。熱烈なファンも多く、毎年、日本各地でさまざまな規模でファンミーティングが開催されていることをご存じでしょうか。オーナーしか参加できず、運営はボランティア、マツダ社員も手弁当で参加するという、まさにロードスターファンによるロードスターファンのためのイベントなのです。今回は「軽井沢ミーティング」にフェルさんとAD高橋氏が参戦。熱すぎるファンが集うイベントレポをお送りします。

3週間ぶりに、シトロエンのバン「ベルランゴ」のインタビューに戻ります。今回お話を聞いているステランティスジャパンの小川隼平さんは、もともと日産出身で、ルノー・ジャポン社長として本連載に登場したことがある方。しかもそのとき取り上げていたのは「ベルランゴ」のライバル、「カングー」でした。ライバル車ルノー・カングーを最もよく知る日本人・小川さんに、シトロエン・ベルランゴのお話を引き続き聞いていきます。

航空自衛隊の「救難隊」とは、同じ航空自衛隊の飛行機に何かあった場合、事故機を発見し、乗員を助ける任務に就いている人々のこと。台風で荒れる海の上でも、雪が降る高山でも救助に向かなくてはならない救難員は、日々鍛えている自衛隊員の中でもとりわけ屈強かつ強靱な精神を持つ、選ばれし人々なのです。今回は、全国に10カ所ある航空自衛隊の救難隊でも最南端にある、那覇救難隊の救助訓練に同行。救難機「U-125A」に搭乗したレポートをお届けします。

間が空きすぎてお忘れの読者の方も多いのではと心配しつつ……昨年掲載していた、航空自衛隊那覇基地レポートを再開します!今回お話を聞いたのは、同じ航空自衛隊の飛行機に何かあった場合、乗員を助けに行く救難隊のみなさん。救難隊員って、飛行機に乗り、山を駆け、海を泳ぎ……というスーパーマンの集まりなのです。米軍から受けついだという、彼らのモットーとは?

毎週月曜朝に掲載している「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」は、ダイヤモンド・オンラインに移籍する前の日経ビジネスオンライン時代と合わせると15年以上続いている超・長寿連載です。こんなに長くやっていると、意外な人に意外な形で再会することがあるものです。今回登場していただくステランティスジャパンの小川隼平さんは、もともと日産出身で、ルノー・ジャポン社長として本連載に登場したことがある方。しかもそのときの記事では、今回取り上げている「ベルランゴ」のライバル、「カングー」についてフェルさんのインタビューを受けていたのです。ライバル車ルノー・カングーを最もよく知る日本人・小川さんが語る、シトロエン・ベルランゴの強みとは?

本業の会社員稼業に加え、毎週掲載の本連載だけでなく他の媒体でも連載を持つフェルさん。さらにはトライアスロンにサーフィンにスキーにバイクにゴルフにと趣味も山盛りで、「いったいいつ寝てるの?」と担当編集者は不思議でなりません。そんなフェルさんの新しい趣味が「オーディオ」。とても素敵な真空管アンプオーディオセットを譲り受けたというのです。重くて大きなオーディオセットを試乗車に積んで、東京←→宮崎の往復約1800kmの超ロングドライブをしよう、という今回の試乗企画。しかしトラブルが起きてとんだ珍道中に……何が起こったのか、ぜひ本文を読んでみてください。今週は前ヨタなし、というか、全編ヨタ気味でお送りいたします!

4週にわたり開発者インタビューをお送りしているマツダのプレミアムSUV「CX-80」。この写真を撮っているとき、初めて実車を見た私(担当編集者)は、思わず「おっきぃ……」と声に出して呟きました。するとマツダの広報さんがスススと横にやってきて「そうなんです。エンジンを縦積みにしていましてね、だからほら、前の鼻の部分が長いでしょ(以下略)」とCX-80のポイントをいろいろ教えてくださったのですが、果たして“エンジンが縦積みでFR”であることの何がエラいのか?CX-80開発者インタビュー最終回はそのあたりから話を聞いていきます。あ、最後にチラッと大明神の話も出てきます!

今から約5年前、本連載がダイヤモンド・オンラインにやってくるより前の話です。2022年6月に『マツダのラージ戦略、これが「はじめの一歩」』というタイトルで掲載されたのが、マツダの「CX-60」試乗記。その記事の中でフェルさんは「日本のクルマもここまで来たか」「いや……凄いっス……」とCX-60を絶賛したのですが、その後このクルマが発売されると、「ゴツゴツする」「バタバタする」「尻が跳ねる」とオーナーからの評判は散々だったのだそう。同じクルマなのに、片や大絶賛、片や批判の嵐……なぜそんなことが起きたのか?CX-80のインタビューの途中ですが、今回はCX-60の足回り問題に斬り込みます。

ここ数年、大小さまざまなサイズのSUVを出しているマツダは、実は現在ミニバンを造っていません。今回紹介している「CX-80」は国内最上級モデル、かつ、大型の3列シートSUV。「5人乗りでは足りない」「荷物をたくさん積みたい」といった顧客のニーズに、ミニバンではなく、CX-80のようなSUVで応えようというのです。しかし昨今の日本では、ファミリーカーといえばミニバンであり、スライドドアが大人気。「SUVにスライドドアを付けたらいいのでは?」というフェルさんの問いに対し、CX-80の商品開発責任者・柴田さんの答えは……

マツダのプレミアムSUV「CX-80」は、マツダの国内フラッグシップであり、2022年発売の「CX-60」に次ぐ「ラージ商品群」第二弾であり、日本国内で買えるマツダ車としては最も大きいサイズのクルマでもあります。CX-80の試乗記(https://diamond.jp/articles/-/362860)で、フェルさんは「マツダが大きいクルマを造るのは利益率が上がるからだ」と書いていましたが、いやいやその他にもきっと深い理由があるはず。CX-80の商品開発責任者に、そのあたりをじっくりと聞いてきました。

東京育ちの人間は「カツ丼」といえばカツを煮て卵でとじたものだと思っていますが、実は全国的に見るとこれは珍しく、カツをソースにくぐらせてごはんに載せるスタイル(千切りキャベツが下に敷かれることもある)の「カツ丼」のほうが日本全国で見れば一般的なのだそう。……という謎の前フリからスタートしつつ、今週はマツダのSUV「CX-80」試乗記をお送りします。「走る歓び(よろこび)」を標榜するマツダ、高級な大型車の乗り心地はどんなものなのでしょう。フェルさんの率直な感想は?

フォルクスワーゲンの主力車、パサート。昨年11月に発売になった最新モデルでは同社の最新プラットフォーム「MOB evo」が採用されています。試乗記でフェルさんが絶賛していた17万6000円のオプションこと「DCC Pro」を造っているのは日本のメーカー、カヤバ。インタビュー後編では、DCC Proで走りがよくなるのはなぜなのか?そして、2015年の“あの事件”以降、日本でフォルクスワーゲンの売れ行きが低迷している事情についても突っ込みます。

フォルクスワーゲンでゴルフの次に売れている主力車、パサート。昨年11月に発売になった最新モデルではセダンがなくなってワゴンのみになり、「ガソリン」「ディーゼル」「(ガソリン+)PHEV」の3種類が用意されています。前回、フェルさんはPHEVモデルに試乗して「ソツのない優等生タイプ。後部座席も広くて快適」と評していました。万人受けしそうなクルマですが、それだけに「セダンをなくしてしまって大丈夫なの?」といういう気持ちになるのも確か。今回のインタビューではそのあたりから聞いていきます。

今回から取り上げるのは、フォルクスワーゲンでゴルフの次に売れてるクルマ「パサート」。日本ではゴルフが人気すぎてあまり知られていませんが、50年以上の歴史を持つブランドです。10年ぶりにフルモデルチェンジが行われたパサート、最新モデルではセダンがなくなり、ワゴンタイプのみになりました。今回フェルさんが試乗するのは、パサートのPHEVモデル。ガソリンでも走るし、充電スタンドなどで充電もできるプラグインハイブリッド車(PHEV)ということになります。本記事では「パサートとは?」という基礎知識と、フェルさんの試乗記をお送りします。

三菱自動車のフラッグシップSUV「アウトランダーPHEV」。インタビュー前編に書いた通り、外国のプレミアムブランドやレクサスから乗り換える人が多いのだそう。プレミアムなクルマは、カーオーディオだっていい音で聴きたいわけで、実はYAMAHAのサウンドシステムが搭載されています。試乗記事によれば、車内は静かでとてもいい音だとのこと。昨今の流行りは「海外のオーディオブランドと組む」「ノイズキャンセルにする」だそうですが、三菱はなぜ国内メーカーであるYAMAHAと組んだのか?今回はそのあたりをフェルさんが突っ込みます。あと……今回は後ヨタがむやみに熱いので、ぜひ最後までお読みください!

三菱自動車のフラッグシップSUV「アウトランダーPHEV」。前回の試乗記事でフェルさんはその乗り心地を絶賛すると共に、「2021年発売の3代目が、早くも大幅改良」「最大の変更点はバッテリー」とも書いていました。しかも三菱自動車に確認したところ、3代目はずっと売れ行きも好調だというのです。売れてるクルマをたった3年で大幅改良、しかし見た目はほぼ変わらず、という今回のマイナーチェンジ。いったいなぜ、そしてどこがポイントだったのか?その理由と答えはかなり意外なものでした。

先月は小さくて軽いスズキの軽自動車をご紹介してきましたが、今回から取り上げるのは、三菱自動車のフラッグシップSUV「アウトランダーPHEV」。サイズも重さも押し出しもドドンと重量級です。ガソリンでも走るし、充電スタンドなどで充電もできるプラグインハイブリッド車(PHEV)ということになります。こんなに大きなクルマには当然大きなバッテリーが乗っているわけで、スペック表を見ると、なんと2トン超え。ここまで重いクルマの乗り心地ってどんなものなのでしょうか?そして、EVは寒さに弱いとよく言われますが実際どうなのか。スキーができる雪国で、フェルさんがしっかり走ってきた試乗記をお送りします。

SUV“風”軽スーパーハイトワゴンの先駆け、スズキ「スペーシアギア」。しかし、ライバル車「デリカミニ」との間には決定的な違いがありました。その違いとは?そしてもう一つ、スペーシアギアの大きな特徴が「軽さ」です。同カテゴリの軽ハイトワゴンに比べ、何と約100kgも軽いのです。スズキはなぜそこまで軽量化にこだわるのか、そんなに軽くしたら安全性に問題はないのか?スペーシアギアの開発者インタビューは今回がラスト。「軽さは正義」スズキ独自の哲学を、フェルさんが深掘りします。

軽自動車「スペーシア」の派生モデル、「スペーシアギア」が大人気です。前回記事で触れた通り、スペーシアギアは開発陣が悩み抜いた末にたどり着いた「SUV風軽スーパーハイトワゴン」という新しいカテゴリーを切り開いたクルマでした。ライバル社のあのクルマ、社内にはそのクルマ……チーフエンジニアにしてみれば、スペーシアは競合だらけ。スペーシアギアでは、何としても新しいコンセプトを実現させなくてはならなかったのです。しかし、ジムニーやハスラーという“ガチ”なSUV車を持つスズキにおいて、「SUV“風”」というコンセプトは中途半端ではないか?と社内で強い反対にあったのだそう。スペーシアギアの新しいコンセプトをどうやって説得したのか?フェルさんのインタビューの続きをお送りします。
