河野誠哉

東京女子大学現代教養学部教授

1969年宮崎県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。山梨学院大学経営学部教授などを経て、現在、東京女子大学現代教養学部教授(教職課程担当)。専門は教育社会学・歴史社会学。著書に『〈近代教育〉の社会理論』(共著、勁草書房)、『職業と選抜の歴史社会学―国鉄と社会諸階層』(共著、世織書房)など。

「発達障害は個性であり、豊かな才能の証し」という言説に垣間見える「危うさ」とは?
河野誠哉
発達障害への理解が進んでいるかのように見える現代。その一方で、「発達障害は個性の延長であり、豊かな才能を持っている証」というポジティブな捉え方が思わぬ弊害を生むことも。こうした言説から垣間見えるレトリックの危うさについて、河野誠哉『個性幻想――教育的価値の歴史社会学』(筑摩選書、筑摩書房)より一部を抜粋・編集してお送りする。
「発達障害は個性であり、豊かな才能の証し」という言説に垣間見える「危うさ」とは?
障害は個性なのか?→乙武洋匡氏の反論が真っ当すぎて、ぐうの音も出なかった
河野誠哉
乙武洋匡氏が「障害は個性です」と述べた――。そんなイメージを持つ人が多いだろうが、乙武氏自身はその言葉を「言っていない」と否定している。そもそも、障害者にまつわるトピックとして話題になることの多い「障害個性言説」はこれまでどう遷移してきたのか。河野誠哉『個性幻想――教育的価値の歴史社会学』(筑摩選書、筑摩書房)より一部を抜粋・編集してお送りする。
障害は個性なのか?→乙武洋匡氏の反論が真っ当すぎて、ぐうの音も出なかった
『窓ぎわのトットちゃん』は理想郷だった?バカ売れした80年代の教育崩壊に愕然…
河野誠哉
女優・タレントの黒柳徹子さんの自伝的物語『窓際のトットちゃん』。誰もが知る戦後の大ベストセラーだが、同著がブームとなった1980年代は、各地で学校崩壊と言える事件が頻発し、学校教育の分岐点でもあった――。※本稿は、河野誠哉『個性幻想――教育的価値の歴史社会学』(筑摩選書、筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。
『窓ぎわのトットちゃん』は理想郷だった?バカ売れした80年代の教育崩壊に愕然…
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