髪の洗い方
(言葉どおりに行動できるころから)
次に、お子さんを浴室の鏡の前にすわらせ、お母さんは後ろから洗髪を教えます。
1.子どもの手の平にシャンプーをたらし、髪の毛の上に擦り込ませます。前から後頭部にまんべんなくつけてから、洗面器の中のお湯に両手をつけさせ、頭の上で十分に泡立てます。
2.顔にシャンプーがたれないように、額の生え際は乾いたタオルで拭き、顔は少し上向き加減にさせ、鏡を見ながら行います。
洗面器のお湯で再び手を濡らし、シャンプーを泡立て、何度も両手で泡を立てては、その泡で頭の地肌を指先でこすらせます。
3.ボディーソープを両手ですくいとらせ、手、腕、肩、脇の下と洗わせます。
何度も髪の泡をすくいとらせ、全身を手で洗わせます。
泡がなくなったら、再び手でシャンプーを泡立て、洗面器のお湯がなくなるまで髪の泡を立てさせます。
「背中まで手が届くかな?」と声がけをして、顔にシャンプーがしたたり落ちないように気をつけます。
4.洗い終えたら、髪の毛に残る泡を乾いたタオルで拭きとらせ、お湯に濡らし、きつく絞った同じタオルを両手で額、眉(目は押さえない)の上に押しつけさせ、「お湯を流すからしっかりと持っててね」と言って、髪にお湯を流してあげます。
慣れたら目を開けさせると、前を見ることもできるようになります(普通、顔さえ濡れなければ平気なものです)。
お湯を流すときは、額の生え際から勢いよく流します。
お母さんは、片手で髪をほぐしながら、シャンプーをとっていき、片手で洗面器の湯を流します。
1回流したら、頭を拭いてタオルを絞り、子どもに両手でタオルを押さえさせます。これを2~3回繰り返します。
だんだん慣れてきたら、タオルを離させ、お湯をかけている間に顔を洗わせます。
このようにすると、徐々にシャワーを使えるようになります。