“女性二毛作時代”をどう生きるか

 風来では、「知恵」の教室をいろいろやっているのですが、参加者は女性が7割以上を占めています。特に30~40代の女性の意識が高いことに驚かされます。
 小さいお子さんを持っている方も多く、食育へのこだわりがあり、とても積極的です。

 語弊があるかもしれませんが、私は“女性二毛作時代”になってきたのではないかと思っています。

 結婚・出産を機に退職、育児休暇。それを終えて職場に復帰する方も多くいますが、いったんこれまでのキャリアを捨て、パートに出る方も私のまわりに少なくありません。

 しかし、フェイスブックなどを使い、簡単に教室ができるようになりました。
 これまでのキャリアや趣味を活かして自宅で稼ぐことも十分可能です。

 実際、風来の教室にきて、教室を開く女性も増えています(男性もやっていますが、ほとんどが女性)。

 ネイルアートやヨガ、ローフード教室など、中には外部講師を呼んで中華料理教室を自宅でという方もいます。やられていることは様々ですが、子育て中という強い共通認識があり、つくづく女性の共感力の強さはすごいと感じています。

 教室内容ももちろんですが、つながりの場としてのサードプレイスの役割も大きいのではないかと推測しています。

 今、ビジネスパーソンで朝活をやられている方も多いでしょう。
 あるCMで「朝活を制するものはビジネスを制す」というフレーズがありましたが、これからは会社で役立つ「知識」の教室もさることながら、社会(定年退職後)で役立つ「知恵」の教室も注目されてくるのではないかと思っています。

 特に、女性は身につけておくとすごい力になってくれるのではないでしょうか。